Drone Indusry Insight社(以下:DRONEII)が2022年版ドローン市場マップ(Drone Market Environment Map 2022)を発表した。2019年版にはなかった379社の新規企業を含む、1,076社のドローン企業が掲載されている。
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世界のドローン企業をまとめたインフォグラフィック
マップに掲載されている企業は、各マーケットセグメントのアルファベット順に並んでいる。また、いくつかの新しいセグメント(バーティポート、ハードウェアにおけるコミュニケーション)を追加。地図上の全企業の所在地と連絡先をリストアップした「ドローン企業データベース」によって補完されている。
1,076社のうち、ほぼ半数がドローンハードウェアメーカー(49.5%)である。次いで、ドローンサービスプロバイダー404社(37.6%)、最も割合が少ないのがドローンソフトウェアメーカー(12.9%)である。
ドローン市場マップの地域別内訳
大半は、ヨーロッパ(40.3%)と北米(35.8%)に本社を構えている。アジアは世界でも有数のドローン市場地域だが、企業数が少なく、マップに掲載されているのは11.6%にとどまっている。
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国別では、米国が337社(31.3%)と最も多く、次いでイギリス(7.3%)、ドイツ(6.6%)、フランス(4.7%)、スイス(4.7%)の順となっている。ドローン市場の上位に位置し、経済が活発である事が国境内に本社を構える理由の一つとなっている。
マップで10社以上が登場する都市は ロンドン(25)、サンフランシスコ(20)、深セン(15)、東京(14)、チューリッヒ(12)、ベルリン(12)、ハンブルク(12)である。企業の総数が欧米に比べて少ないが、中国と日本の都市がトップハブとして紹介されていることは、アジア市場の強さを物語っている。
市場マップと企業データベースの活用
1000社以上のドローン企業がどこにいて、どのように注力しているか、グローバル産業全体を活気づけているのかを整理して描き出している。
人工知能や機械学習の進歩、ドローンの新しい規制の施行により、企業や起業家は技術を問題解決に応用するため、さらに画期的な方法を考案する。次の版では、さらに新しいカテゴリーや企業が地図やデータベースに追加されるという。