ABBは、シュタドラー・バレンシア社から1億7000万ドル相当の受注を獲得し、エネルギー効率の高い牽引技術で300台以上の新型列車と機関車に電力を供給する。
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スペイン、ポルトガル、英国、ドイツ、オーストリアや欧州の鉄道輸送の近代化、強化のためにヨーロッパの鉄道ネットワークで使用される予定。
列車の大部分は シュタドラー社の路面電車CITYLINKモデルをベースにしている。乗り換えなしで、市内中心部と大都市圏を結ぶよう設計されたバリアフリーの軽鉄道車両ファミリーで、快適な乗り心地を提供する。トラムネットワークだけでなく、本線サービスでも最高時速100kmで電動走行する。物資輸送用の機関車に搭載し、動力を提供する。
「Bordline」ファミリーに属する牽引システムで駆動され、架空送電線からの電気エネルギーを適切な電圧と周波数に変換し、牽引モータを駆動。コンバータは、牽引と補助電源全てのパワーエレクトロニクスを1つのボックスに統合し、車両の重量を最小限に抑え、エネルギーを節約し、メンテナンスを容易にする。機関車に搭載されるコンパクトコンバータを最適化し、エネルギー効率の向上とライフサイクルコストの低減を図る。
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ABBトラクションディビジョンプレジデント Edgar Keller氏は次のように述べている。
私たちは、これらのプロジェクトを通じて、持続可能なモビリティの未来を描くことができ、とても嬉しく思っています。当社の牽引技術をこれらの新型車両に導入することは、欧州と英国の鉄道輸送システムに、より高いエネルギー効率、安全性、可用性をもたらすことを意味します。シュタドラー社には、当社の技術と牽引業界の専門知識に対する継続的な信頼を寄せていただいており、大変感謝しています。私たちは、シュタドラー社と協力して未来の列車を設計することを楽しみにしています