株式会社SkyDriveと中電工業株式会社は、中国電力ネットワーク株式会社が保有する送電鉄塔の塗装工事において、1.6トン(送電鉄塔3基分)の塗料を物流ドローン「SkyLift」で運搬した。
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同機体は、1回で30kgの重量物を運び、往復1km程度の飛行が可能。着陸せずにどこでも荷下ろしできるホイスト機能がある為、離着陸が難しい場所や荷受けスペースが狭い環境でも活用できる。
山地の送電設備メンテナンス工事に運用することで、作業員が重い荷物を背負って昇り降りする労働環境の改善や安全確保、運搬人工削減等の効率化に繋がったとしている。
実施内容
- 日程:7月26日〜8月10日のうち5日間
- 場所:中電工業の送電鉄塔塗装工事現場
- 運搬物:送電鉄塔塗装工事で使用する塗料(一斗缶)
- 総フライト数:102フライト
- 総運搬重量:約1,600kg
中電工業株式会社 代表取締役社長 石井氏、工事本部 花田氏は、選定理由を次のように述べている。
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- 最大30kgの資機材を運搬可能である
- オリジナルのカーゴバッグは、航空局から塗料やガソリン等の危険物輸送の飛行許可を取得している
- 導入後に機体の不具合や故障といった問題が発生するリスクが想定されるが、サブスクリプションモデルのため、故障の際は機体の交換や最新型への変更が容易である
- カスタマーサクセスの体制が万全である
- フェールセーフのもと開発が行われ、安全性にも十分配慮されている設計である