株式会社FLIGHTSは、測量業務用ドローン搭載型LiDAR「FLIGHTS SCAN(フライトスキャン)」の販売を開始した。
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同製品は、慣性計測装置(IMU)がシステム全体の精度に与える影響に着目して開発された測量業務用ドローン搭載型LiDAR。慣性システム開発において20年以上に渡る実績を持つ⽶Inertial Labs社との共同開発により、⾼性能なセンサーとIMUを持つドローン搭載型LiDARの低価格での提供を可能にした。
FLIGHTS SCAN XT32、XT32M2Xの特長
高性能IMU搭載で公共測量に対応
国土地理院「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」記載の各種基準を満たす高性能IMUを搭載し、GPS非対応環境でも優れた精度を実現。蓄積誤差が緩やかなため、長時間の飛行が可能。
360度型センサーで急斜面に強い
センサーは、「Hesai XT32」または「Hesai XT32 M2X」より選択可能。360度全方位型で、急傾斜地でも高精度な計測を実現。推奨高度50〜80mにて概ね±3〜5cmの高精度点群データを生成する。マルチリターン機能搭載で、正確な地表面のデータを取得。2400万画素カメラ搭載で、1度のフライトで点群着色まで可能。
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低価格
ドローン本体と解析ソフトを含めた一式で1000万円を切る価格で提供。初期費用の回収リスクを最小限に抑えられる。
各社コメント
株式会社FLIGHTS執行役員 加塩博士氏
弊社はこれまで多くのドローンレーザーを扱ってまいりましたが、この「FLIGHTS SCAN」で一度計測を実施すると、そのパフォーマンスの良さに驚きます。当製品の発表にむけて、弊社では数十回に及ぶフライトテストを実施し、その結果、自信を持っておすすめできるLiDAR製品の開発に成功しました。
これもひとえに、高性能なIMU(INS)と、日本のお客様が期待する精度を実現するために何度も徹底的にテストを繰り返し、かつ納品前の細やかな調整があってのことだと自負しております。
Inertial Labs,Inc. CEO/President Jamie Marraccini氏
日本で急成長している「ドローンによる測量ソリューション分野」のリーディングカンパニーの1つであるFLIGHTS社とのパートナーシップ契約に基づき、日本市場に向けた第一弾商品をリリースできることを大変嬉しく思います。Inertial Labs社は、慣性計測をはじめとする先進技術の開発・製造のリーディングカンパニーとして、20年以上にわたり世界の中でも最も難しく多様な課題に対してソリューションを提供し続けてまいりました。
今回のFLIGHTS社とのパートナーシップを通じて、日本のお客様に高性能なLiDARマッピング製品を魅力的な価格でご提供するだけでなく、今後も皆様に新しいソリューションをご提供し続けていきたいと考えています。両社は今後も日本のお客様に魅力的なサービスを提供し続け、共に成長していけるよう真摯に取り組んでまいります。