NASAは、RED CAT HOLDINGSの一部門であるSKYPERSONIC社製ドローン「Skycopter」やローバーなどを採用した。それに合わせSKYPERSONIC社は、模擬火星ミッションの技術提供したことを発表した。
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SKYPERSONICは2021年にNASAと5年間の契約を締結。NASAの火星探査シミュレーションにドローンとローバーのソフトウェア、ハードウェア、サポートを提供するという。
早速今回、SKYPERSONICは、火星の地質と似た地形を持つイタリア・シチリアの活火山であるエトナ山で、15日間にわたり、ソフトウェアとハードウェアを検証した。
火星のロボット探査に不可欠な能力である、ローバーによるサンプル採取にも成功したという。
Skypersonicのドローン「Skycopter」は、GPSが機能していない場所でもドローンを制御し追跡できるという。
長距離リアルタイム遠隔操縦システムを使って、イタリアの活火山にあるドローンとローバーを、テキサス州ヒューストンの職員がリアルタイムで制御した。
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SKYPERSONICのジュゼッペ・サンタンジェロCEOは、次のようにコメントしている。
これは過酷なテストでしたが、無事合格することができました。私たちは、NASAの1年にわたる火星探査のシミュレーションで私たちの技術が使用される、究極のテスト(少なくとも地球上では)を楽しみにしています。
このテストにも必ずや合格できると確信しています。模擬火星ミッションの間、マーズデューン・アルファと呼ばれる地球上の1700平方フィートのモジュールに住み、働く4人のクルーは、遠隔操作で地球上の数万km離れた険しい地形の探査や標本の収集など一連のミッションを遂行することになります。