Airbus Helicoptersは、CityAirbus NextGenのテストセンターの建設を、ドイツ・ドナウヴェルトで開始したことを発表した。同センターの完成は来年2023年の第1四半期を予定。面積は1,000m2で、eVTOL(電動垂直離着陸機)のシステム試験に使用される予定だという。
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CityAirbus NextGenは、eVTOLのプロトタイプ。航続距離80km、巡航速度120km/hの性能を有し、都市部で、乗客の輸送や医療ミッション、エコツーリズムなど多用途で展開できるよう、開発が進められている。
格納庫には高電圧機器やリチウム電池が組み込まれ、安全性を最優先にしてCityAirbus NextGenの飛行試験できるようになっているという。
8つのローターを持つ電気モーターをはじめ、航空機の関係システムもテスト対象となる。
起工式に出席したAirbus Helicoptersのドイツ支社長であるWolfgang Schoder氏は、次のようにコメントしている。
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私たちは、電動飛行の未来に投資しています。アーバンエアモビリティは、都市部や郊外での移動方法を変えるものであり、エアバス社の新たな事業の柱となるものです。ドナウヴェルトは、CityAirbus NextGenの開発・建設において重要な役割を担っています。
ドイツ航空宇宙政策の連邦政府コーディネーターであるAnna Christmann氏は次のようにコメントしている。
Airbus Helicoptersは、今回の起工式で、電動航空機のさらなる進歩のための重要な基礎を築いています。連邦政府として、将来の気候ニュートラルな航空を可能にする新しい推進システムと航空機を開発するための産業界の努力を歓迎します。