米連邦航空局(FAA)は、承認した特定の領域とインスタンスで商業ドローンの実験を行うUAS Pathfinder(パスファインダー)プログラムを発表した。FAAは5月6日、無人車両システムの国際協会(AUVSI)のカンファレンスの場で記者会見を行った。
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FAAの発表
現在、UAVメーカーのPrecisionHawk、BNSF鉄道、そしてCNNの3企業はFAAと本プログラムの共同研究開発契約を締結。PrecisionHawk、BNSF鉄道はオペレーターの視野外でもドローンを飛ばすことができ、またCNNは加えてカメラを搭載させて都市でも飛行させることができる。ただしFAAから承認された特定の領域とインスタンスのみでの利用となる。
PrecisionHawkでは農業、林業およびその他の農村産業の分野向けの監視無人機として、BNSF鉄道ではオペレーターが遠隔地のトラッキングを行う目的で実験する。PrecisionHawkは今回、オペレーターの視野外を飛行するUAVのLATAS(低高度追跡&回避システム)についてもテストするという。またCNNはヘリでは難しい都市での空撮でより良いニュースギャザリングを行う目的である。
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契約の一環として3社は実験データをFAAに提供し、ドローンの信頼性、安全性および想定外の問題について調査を行っていく。
(山下香欧)