マイクロサイズのドローンが今ドローン市場で話題を集めている。というのも、ドローン投資家たちがマイクロサイズドローンの規制緩和を予測しているからだ。ドローンデリバリーを行うような民間用ドローンの規制がどうなるかはまだ不透明だが、FAAの動きはリスク管理がしっかりしたドローンやマイクロサイズのドローンの再授権に向けられており、ドローン投資家たちはそこに投資の目を光らせているのだ。
- Advertisement -
ドローンの技術はどうやら携帯電話と同じ方向に向かって動いているのかもしれない。かつて携帯電話がスーツケースほどのサイズだった頃のことを覚えている人もまだいるだろう。つまりドローンも小型化へと流れが動いているのである。ドローン投資家たちはマイクロサイズのドローンの技術が進み、大きなドローンと同じような仕事を小さなドローンができるようになることを望んでいる。
しかも、大型のドローンと違って小型のドローンは厳しい規制が無く、パイロットも必要ない。IndiGoGoのドローンのリストをざっと見てもマイクロサイズのドローン技術が多く掲載されていることがすぐにわかる。その中の1社であるOnagoflyというスタートアップは300万ドルの資金をクラウドファンディングで集めている。Onagoflyの手のひらサイズのドローンは高解像度のカメラ、GPS、障害物回避を搭載しており、非常に魅力的だ。今回はその実物御披露目を兼ねてNABshow2016のドローンエリアにも展示され注目を集めていた。
- Advertisement -
他のスタートアップではAeroboも見逃せない。Aeroboは直近でエンジェル投資家から資金調達を行い、SXSWにもマイクロサイズのドローンを出展していた。彼らのドローンシステムMiniはFAAからの支援を受けており、すでにブロードキャストメディア業界のクライアントを何社か獲得している。
前述の通り、こうしたマイクロサイズドローンは大型ドローンと比べてライセンスを持っているパイロットが不要であることなど多くの用件を必要としなくて済む。他の利点としてはコストや持ち運びやすさなどがあり、マイクロサイズのドローンは今後より多くのユーザーから愛されることだろう。
ドローン投資家たちはより小さなドローンを探しながら、投資の機会をうかがっているのかもしれない。