愛知県は、将来の自動運転サービスの実現をめざし、2016年度から先導的に遠隔型自動運転システムなど最先端の技術を活用した自動運転の実証実験を積み重ねてきたという。2019年度からは具体的なビジネスモデルを想定した実証実験を行い、今年度は社会実装に向けた取り組みを深化させ、交通事業者等が実運行において再現可能なビジネスモデルの構築を目指すとしている。
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同事業において、ドコモは様々なパートナー企業とともに「自動運転社会実装モデル構築事業(ショーケース)」および「自動運転社会実装モデル構築事業(集客施設)」の2つの事業を実施するという。
ショーケースでは、公道において、磁気マーカーシステム「GMPS」を活用した安定走行を検証する他、ビックデータ等を活用し移動需要に合わせた複数台の自動運転車両の同時運行・管理を実施。集客施設では、歩車混在環境下での自動走行実現に向けて、歩行者検知および音声による車両接近情報を発信することで、安全・安心な運行を検証するとしている。
実証実験の概要
自動運転社会実装モデル構築事業(ショーケース)
- 車両:
- GNSS高精度位置情報+磁気マーカシステムを活用した自動運転システムを搭載
- 自動運転OS Autowareにより走行
- 場所:常滑市 中部国際空港・りんくう町・常滑市街
- 種別:公道
- ルート:
- イオンモール常滑~中部国際空港(公道:中部国際空港連絡道路含む)
- イオンモール常滑~りんくう町内~常滑駅(公道)
- テーマ:磁気マーカーシステム、ビッグデータを活用した安心・安全で利便性の高い運行
- 特徴:
- 日本初となる磁気マーカシステムを活用した一般自動車専用道路での走行
- ビッグデータ等を活用した移動需要に合わせた最適な配車
- 5GやAI映像解析技術を活用した危険箇所リスクの検出
自動運転社会実装モデル構築事業(集客施設)
- 車両:自動運転OS Autowareにより走行
- 場所:長久手市 モリコロパーク(愛・地球博記念公園)
- 種別:閉鎖空間
- ルート:西エントランス広場、児童総合センター付近(園内バスルートの一部)
- テーマ:園内バスルートでの自動運転バスによる運行
- 特徴:
- センサー等を活用したルート上の歩行者検知及び歩行者に対する音声による車両接近情報の提供
- 樹木・起伏等があるルートでの自動運転バスによる走行