株式会社A.L.I.Technologies(以下:A.L.I.)は、株式会社エアロジーラボ(以下:AGL)の機体に、ドローンの運航管理・制御システム「C.O.S.M.O.S.(コスモス)」を搭載し、飛行実証を完了した。
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C.O.S.M.O.SはUAVの自動運用の原則となる、機体の健全性、運用の確実性、周辺と運用者の安全性をより確実に計画・監視・管理することを可能にするためのドローンを含むUAV並びにエアモビリティのプラットフォーム技術。飛行現場だけでなく、遠隔地からもリアルタイムで機体情報や運航状況を確認でき、ドローンの飛行場所・航行ルートの指示や監督を行うことが可能だという。
AGLは、ドローンの運航管理システムの重要性と将来性を考え、A.L.I.が掲げる「飛行の安全」と「機体の安全」の2軸を確立させることに同意し、今回の飛行実証に臨んだとしている。
飛行実証内容
長距離航行が可能なAGL社製機体「AeroRangeQuad」を用い、物流オペレーションを想定した飛行性能の確認、C.O.S.M.O.S.搭載による飛行影響の有無の確認を行った。目視内・目視外のフライトを実施し、インターネットを経由してC.O.S.M.O.S.のプラットフォーム上で、ドローンからの映像が見られることや、プログラミングした自動航行中の機体をC.O.S.M.O.S.を介して一時停止するなどの遠隔操作の動作性を確認したという。
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今回の実証が成功したことで、C.O.S.M.O.S.はドローンを活用した物流サービスの社会実装において、飛行の安全性を高める技術を有していることを確認したとしている。
C.O.S.M.O.S.の国産機導入の第一号となったAeroRangeQuadは、今後マレーシアにて20km以上の航行距離を飛行する耐久性能試験を行い、その様子をC.O.S.M.O.S.を通じて日本にて動作確認するという。