Wingtraは飛行機のように舞い、ヘリコプターのように離着陸するドローンだ。Wingtraを通して得たデータはより的確な判断を促し、小さな荷物が必要な状況なら簡単に運ぶことができる。今後様々なテストを実施した後、Wingtraは2017年に出荷される予定だ。0.5kgのペイロードを搭載し、60km以上飛行することができるため、上空からの映像を収集するスタンダードツールになることだろう。農業において、Wingtraのデータを使えば収穫や災害の予測に対する専用のマップを作ることができる。データ分析のおかげで、農家は肥料の使用を30%削減できるとともに収穫を増やすことができるとみられている。鉱業では、何日も制作にかかっていた鉱山の正確な地図を数時間で作ることができるだろう。しかも、Wingtraを使えば労働者が怪我などをするリスクは無いと言っていい。ガスや配管といったインフラの監視もより頻繁に低コストで行うことができ、環境汚染の危険性もほとんどない。
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また、Wingtraはどんな地形だろと(家からでも)離着陸でき、時世代の空中ロボットだと言える。従来のシステムで同じようなことをやろうとすれば、設備のための多大コストや離着陸のためのスペースなどが必要だったが、Wingtraはそういった問題に縛られることは無い。オプティカルタグなどを用いた自動運転も可能で、パイロットが操縦しなくても活躍してくれる。
この素晴らしいドローンは、スイスのETH ZurichにあるAutonomous Systems LabからスピンオフしてできたスタートアップWingtraが開発。今後Wingtraは物流システムに大きな革命を起こしてくれることだろう。