株式会社トルビズオンは、西日本高速道路株式会社九州支社、笹川工建株式会社、多久市まちづくり協議会、多久市の協力のもと、長崎自動車道多久西PA下り線近隣を拠点に、ドローンを活用したフードデリバリー等に関する実証実験を実施した。
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多久市は佐賀県の中央に位置する。長崎自動車道多久インターチェンジがあり、交通の便がよい一方で過疎化が進み、人口の流出に歯止めがかからない現状にある。そんな中で、同市は、2020年からトルビズオンが提供するソラシェアによりドローンの空路を町中に張り巡らせるプロジェクトに取り組んでいる。
物流の人手不足や一次産業の担い手不足等の社会課題を解決することを狙い、ドローンの利活用を推進するために「空の町おこし」を進めている。今回は全国初の取り組みとして多久市内に存する高速道路PA近隣とドローン空路を繋ぎ、ドローンによるPA配送実験を行った。
■実証実験概要
- 日時:2022年2月11日(金)14:30~16:00
- 場所:多久市西多久エリア
- ドローン飛行離発着場所:多久市梅野地区、多久西PA周辺のドローンポート、西渓公園
■実験内容
- 多久みかんの産地「梅野地区」から多久西PAへドローンによる農産物品の補充
- ドローンによるフードデリバリーサービスの検証(多久西PA・からあげ弁当)
- 公民館近くの公園から梅野地区へ防災食のドローン配送訓練
- sora:shareを活用したドローン航行に対する社会受容確保
離発着便数…計3便
使用機体…マルチコプター型ドローン(DJI M300)
搬送重量…1.5kg
搬送距離…合計約6km
■今回の実証実験の配送ルート
■各社と自治体の主な役割
- 株式会社トルビズオン…アドバイザリー、上空シェアリングsora:shareの提供
- NEXCO西日本…多久西PAとの連携、モテナスの食品提供
- 笹川工建株式会社…ドローン配送機体及び、オペレーションの提供
- 多久市まちづくり協議会…ドローン安全運行管理、プロジェクト管理
- 多久市…全般支援