Hitec Multicpex Japan,Inc.(以下:ハイテック)は、固定翼型マッピングドローン「XENO FX」をお披露目した。すでに、ヨーロッパとアメリカでは1年半前から販売を開始していたが、日本ではこれが初上陸になるという。ちなみに、「XENO」の日本語読みは「ゼノ」で通すとのこと。
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XENOの最大の特徴は、機体の材質だ。強度、耐久力があってとても軽量な高強度エラパーフォームを使用した。一見、発泡スチロールに見えるが、羽を折り曲げようとするとしなやかに曲がる、柔軟性も兼ね備えている。
このため、着陸では機体に負荷がかかるが、長期間使用してもひび割れなどの心配がない。また、塗装の機体のように見えない傷を見つけづらいといった点検の手間も省けるという。機体重量も、約1.1kgとかなり軽量だ。
ペイロードは、3タイプのカメラを選べるほか、超獣駆除用のスピーカーのモジュールも搭載できる。海外では広大な農地の見回りなどで活用が進んでいるというが、日本での主な用途は調査、測量、広域空撮、ゴルフ場の管理業務など。最大飛行時間は約1時間、最大航続距離は70kmだ。
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利点は、広域調査を得意とする固定翼機の特性と、軽量かつタブレット操作の自動航行で1人でも運用できるというXENOの手軽さ。マルチコプターの"不利なところを補う"という観点で、すでに引き合いが多数あるという。手投げで飛行させるとプロペラが回転する仕様で、怪我の心配も少ないが、同社では購入者向けのトレーニングもしっかり行うそうだ。