近年、水産養殖や水域インフラの点検分野においては、少子高齢化などの理由から、人手不足が問題となっている。水中での作業支援が可能な水中ドローンの需要が高まる一方、従来の水中ドローンでは、点検場所まで船を出す必要がある。
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同機体は、スマートドローンプラットフォームの活用により、船を出すことなく点検場所までドローンが自律飛行する。着水後に水中ドローンを分離し、遠隔で水中の点検が可能となる。3社は、2021年度中に各用途に応じた実証を行い、2022年度の商用化に向け開発を行っていくとしている。
■「水空合体ドローン」の特長
- 空中ドローン(親機)に水中ドローン(子機)を搭載した合体型のドローン
- スマートドローンプラットフォームを活用したタブレットでのドローン遠隔操作で、飛行、着水、分離、潜航、浮上、回収、帰還といった一連の動作を制御
- 水中の子機の位置をKDDI総合研究所独自の音響計測技術で正確に測定
- 水中子機からの映像をリアルタイムで操作者へ伝送
■各社の役割
- KDDI:スマートドローンプラットフォームを提供
- KDDI総合研究所:開発全体統括、音響測位部分の開発
- PRODRONE:水空合体ドローンの開発