手のひらサイズのドローンから、AmazonやGoogleによるドローン宅配まで、最近は誰もがドローンに夢中になっているようだ。それもそのはず、この巨大な(そして時には小さすぎる)玩具は最高の遊びをもたらしてくれ、多数の用途に使うことができる。ドローン愛好者の多くはドローンにカメラを取り付け、空撮を楽しむ。しかし一方で、ほとんどのドローンは非常に精密であるが故に、操作がとても難しいという問題点がある。
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大手ドローンメーカーParrotは、多くのユーザーにとって障害となりうるこの問題を認識しており、同社の人気ドローン向けの新たな操作インタフェースをLGと共に開発している。それがLG Smart Controllerだ。現在バルセロナで開催中のMobile World Congress(MWC)2016のLGプレスカンファレンスで発表された。この、実に一般的な名前のついたアクセサリーは、ドローン専用だと言う。
その専用機種の一つが、カンファレンスでも取り上げられていたParrot社の新製品Parrot Bebop 2。他にも、カメラを搭載する同社のドローンにも使うことができるだろう。このSmart Controllerは、LGの新スマートフォンG5とドローンをペアリングし、ジョイスティック上のマウントにG5を取り付けることでドローンの撮る映像をコントローラーで見ることができるようになっている。
こうすることでドローンの操作がまるでビデオゲームの様になり、シンプルなデザインと、おそらく搭載される一人称視点映像と合わさって、リリースまでにはこのコントローラーは大きな人気を集めることだろう。今回のカンファレンスでは、今までの折りたたみ携帯に似た 「クラムシェル型」デザインのこのコントローラーをParrotの代表者が見せつけた。閉じた状態でもジョイスティックは操作することができ、素早く簡単な飛行を可能にするが、開けばG5を簡単にクリップに取り付け操作の幅を増やすことができる。
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Parrotはこのコントローラーを使えばよりリアルな感覚でドローンの動きを「感じる」ことができると言い、ジョイスティックにハプティックフィードバック機能が搭載されているのかもしれないという期待をもたせた。どちらにせよ、このSmart Controllerの年内の発売後には、ジョイスティックとスマートフォンからの映像を使ったこの新たな3D操作が、ドローンをより面白くさせるに違いない。