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同提携の目的は、兼松とSkyports社が日本における空飛ぶクルマの導入実現に向け、旅客、物流双方の観点から、恒久的かつ持続可能な空飛ぶクルマの運航が可能となる環境構築のために協力することだという。
両社は2020年に空飛ぶクルマ向けVertiportインフラ構築分野で提携を開始し、国内の官公庁、自治体、関連企業との協議を進め、市場調査を行ってきたが、同提携をドローン物流市場にも拡大することに合意した。Skyports社CEOのDuncan Walker氏は次のようにコメントしている。
新たな市場、特に新興産業を開拓するに当たり存在感を発揮する為には、多くの専門知識に加え、当該国での規制や慣習を踏まえた取組みが必要となります。エアモビリティ分野における世界的なプレゼンスを持つ弊社が兼松と提携することは、日本市場進出における大きな後押しとなります。
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兼松とは空飛ぶクルマの社会実装に向けた思いを共有しており、本協業は日本における空飛ぶクルマの商業運航に向けた重要なステップになると認識しております。
日本国内では、経済産業省と国土交通省が中心となり、空飛ぶクルマの2023年度サービス開始を目指し、「空の移動革命に向けた官民協議会」で制度設計等の議論が進められている。一方、ドローンでは2022年度の「有人地帯での目視外飛行(レベル4)」の実現に向け、環境整備や技術開発が進んでいる。
兼松では「環境」「安全」「快適」をテーマに、次世代モビリティの事業創造による社会貢献を目指している。Skyports社との業務提携を軸に、商社である兼松が保有するビジネスノウハウ、経験、ネットワークを生かし、次世代航空モビリティである「空飛ぶクルマ」や「ドローン」のバリューチェーン構築を目指すとしている。兼松株式会社 取締役専務執行役員 車両・航空部門長の宮部佳也氏は次のようにコメントしている。
空飛ぶクルマの地上インフラ設備の構築およびドローン物流の分野で世界を牽引するSkyports社との提携を拡大することができ、大変嬉しく思います。弊社は空飛ぶクルマやドローン物流市場に大きな可能性があると期待しております。
Skyports社との提携拡大により、航空業界のイノベーション、空の移動の大衆化、物流の発展に取組み、人々の生活や地域の発展、モビリティ分野の環境対策においても貢献してまいります。