JobyのeVTOL
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MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下:あいおいニッセイ同和損保)は、eVTOL(空飛ぶクルマ)の開発・実用化を進めるJoby Aviation(以下:Joby)へ出資した。
あいおいニッセイ同和損保は「特色ある個性豊かな会社」を目指しており、「CASE・MaaS」といった新しい領域へ積極的に対応している中で、このeVTOLへ早期に取り組むべきと考え、トヨタ自動車株式会社がリードインベスターを務めるシリーズCの出資ラウンドに参加する形で、高度な航空技術・開発能力を持つJobyへ出資した。Jobyとは空飛ぶタクシーへの保険に関する将来的な協業に合意している。
JobyはeVTOLの開発に取り組み、将来は空飛ぶタクシーサービスの提供を目指している企業で、2009年の創業以来、航空宇宙やソフトウェアに長けた優秀な技術者を配し、「10億人の人々に1日1時間、時間を節約してもらう」というビジョンを掲げている。CES2020では、トヨタ自動車との協業も発表している。
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あいおいニッセイ同和損保は、Jobyとの協業を通じてeVTOLに関する知見を得ながら、専用保険商品・サービスの検討を進めていくという。また、運転挙動に応じて保険料が変動するテレマティクス自動車保険のパイオニアとして培ってきたノウハウを生かし、eVTOLの飛行実態に応じて保険料が変化する商品の研究をしていくとしている。
Joby AviationのJoeBen Bevirt氏は次のようにコメントしている。
今後登場する新たなモビリティを深く理解したい、そしてその専用保険を検討していきたいという想いを持つあいおいニッセイ同和損保からの出資を受け入れることは、我々Jobyにとって大変有意義です。今後、あいおいニッセイ同和損保と共に、日本を中心にeVTOL事業が展開できることをとても楽しみにしています。
■Joby eVTOLの特長
- 業界屈指の航続距離(通常約240km、最大300km超)・飛行速度(最高時速約320km)を誇り、かつ静寂性にも優れている
- 万が一、プロペラが一つ壊れても問題なく運行できる安全性の高い設計であり、航空機と同じ飛行制御システムを組込むことでパイロットの負担を軽減することができる
- オペレーティングコストは一般的なヘリコプターと比べ大幅に効率化が図られている