FAAはTerrafugia社のTF-Xに搭載された小型無人航空機システム(sUAS)に例外措置を認めると発表した。R&Dを目的としているというのが今回許可が下りた理由だ。
- Advertisement -
未来のモビリティとしてのTF-Xのビジョンは、4シート・ハイブリッド・半自動運転・垂直離陸&着陸ができる車というものだ。しかし、TF-Xの実用化に向けたプロジェクトはまだアーリーステージだといえる。さらなるステップアップのためには航空力学シミュレーションなどの試験を重ねる必要がある。
とりわけ、FAAは今回、Terrafugiaに1/10スケールでのTF-Xのホバリング能力テストの許可を出すだろうとみられている。このホバリング能力テストのデータは未来のデザインを決める際に非常に重要になる。なぜなら、TF-Xの今までにない形状はホバリングを安定させると考えられており、このテストを経てから実寸でのプロトタイプ制作へと進んで行くことになるからだ。つまり、このテスト次第で未来の乗り物のデザインのベースが決まるかもしれないのだ。テストは経験豊富なTerrafugiaのチームが実施する予定だ。
実際に市場に出回るのは2020年と予想されており、TF-Xが未来のモビリティの試金石となるか、Terrafugiaの活動に期待したい。
- Advertisement -
▶TF-X