デンマークの交通を管理する組織Trafikstyrelsenは、2016年にもドローンパイロット向けの新たな運転免許証を導入し、増える一方である違法飛行の報告件数を減らすことを試みるという。
- Advertisement -
過去2年間にTrafikstyrelsenが取り締まったドローンの違法飛行は27件にのぼる。うち2件はデンマークの公共放送局であるデンマーク放送協会(DR)が関わっており、一つはモトクロスイベントにて、もう一つはデンマークのパーソナリティ「Bubber」が登場していた。
ドローンの数は大幅に増えており、最近では違法か合法かに関わらず町中でも飛んでいる。ルールを守らないドローン飛行についての通報が来る、という新しい傾向が見られている。
とTrafikstyrelsenの広報代表であるSøren Kragh PedersenはMetroxpress紙で発言している。
- Advertisement -
約15時間の飛行審査を含むドローンパイロット向けの試験に加え、同組織はデンマーク国内に5000から10000人いると推定されるパイロット達を管理するためにドローンにナンバープレートを付けることも検討している。警察によるとクリスチャニア地区のドラッグの売人らは警察の動きを監視するためにドローンを使っており、国家警察であるRigspolitietは最近のレポートにてドローンはストーカー行為、密輸、武器等あらゆるものに使われる可能性があると報告している。
多くの国で申請認可制のドローンの飛行だが、ドローンパイロット用の運転免許証が、今後デンマークにとどまらず世界的に採用されるのかに注目していきたい。