DJIの関連会社でもあるLivox Technology Company(以下:Livox)は、CES2020初展示し、話題となった自動運転向けLiDAR「Livox Tele-15」の出荷を開始する。価格は、税込148,000円。
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Livox Tele-15は、長距離検出用に設計されており、耐久性のある高精度システムをコンパクトな形で提供する。 反射率が低いオブジェクトの検出範囲は、反射率が10%の対象物を320メートルに改善され、反射率が50%の対象物は500mまで検出可能。以前は、500m距離で80%の反射率が必要だったという。さらに、カスタムファームウェアのサポートにより、検出距離が最大1000メートルに拡大し、自動運転システムで重要な一環である事前障害物検知に時間を稼ぐとしている。
■高い点群精度と密度
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Livox Tele-15は、マルチラインレーザーと非反復スキャンパターンの組み合わせにより、FOVの99.8%をわずか100msでカバーできるようになり、現在市場に販売されている128ラインメカニカルLiDARセンサーよりも優れている。100msで99.8%のFOV範囲をカバーすることで、センサーを搭載した車両は、より迅速に前方の状況を把握することができる。反射率の低い黒い車の場合、500mの距離で100msで14ポイントを検出でき、自動運転アルゴリズムの厳しい点群データの要求に応えられる。
■安定性と信頼性
Livox Tele-15は、回転のない光学コンポーネントを備えた革新的なオプトエレクトロニクスシステム設計を採用しているため、信頼性が高く、耐用年数が長くなっている。このコンポーネントは、10年間の自動車規定の寿命要件を満たし、少なくとも40,000時間のMTTF(平均故障寿命)を持っている。全体的なパフォーマンスは、L3/L4自動運転アプリケーションの要件を上回る。