Ehangは、Ehang 216が、中国民間航空局(CAAC)の認可を得て、商業顧客向けに貨物輸送の試験運用を行うことを発表した。今回の承認は、2019年2月にCAACが公布した「特定無人航空機のパイロット運航規則(中間)」に基づいて行われた。150kgを超えるAAV(自律型航空機)に対するこのような承認は世界初となる。
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この航空物流サービスは、EHang 216を使用して、上海から南に約290km離れた台州まで、丘の上や島への貨物輸送を行うものだ。Ehang社は、運用データと経験を蓄積しながら、中国国内でも試験を徐々に拡大していくことしている。
CAACとEhangが、航空物流用途の旅客グレードAAVの世界初の商業パイロット運用承認を主導したことに感激しています。今回の承認は非常に重要な意味を持っています。
Ehangにとっては、先手を打つ優位性を強化し、物流向けAAV技術とエアモビリティソリューションの商業化を加速させることが可能になります。また、世界中の規制当局が協調的で支援的で持続可能な規制環境を共同で模索し、確立するための基盤を築くことにもなります。
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これは、有望な都市部のエアモビリティアプリケーションの長期的な発展に利益をもたらすでしょう。
とEhangの創業者であり、会長兼CEOのHu Huazhi氏はコメントしている。
Ehang社が中国および世界的に急速な発展を遂げていること、また、同社の旅客グレードAAVの飛行試験プログラムがCAACによって成功裏に検証され、今回の承認を得られたことを喜ばしく思います。貨物輸送の安全かつ効率的なソリューションとなるでしょう。
CAACの李建副管理者はコメントした。
これまでパセンジャードローンを世に広めてきたEhangではあるが、様々な分野で実際のソリューションを展開し始めているのは記憶に新しい。
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Ehang 216を使った中国での商業旅客輸送事業の基盤作りも進行中で、最近では、ホテル・観光会社のLNホールディングスと提携し、広州市南沙のLNガーデンホテルでのeVTOL観光サービスに向けた取り組もニュースでお伝えしたばかりだ。
また、Ehangは広西チワン族自治区和州市にも商業航空ツアー事業のための「Eポート」の建設を計画している。