今年は多くのドローンに関する展示会が開始された。11月中旬、サンノゼコンベンションセンターにて Drone World Expo2015が開催された。会場には75もの企業が展示をし、2120名の商業ドローンに携わるゲストが来客した。多くの出展者は手ごたえを感じた様で、早くも来年11月15日-16日に再びサンノゼコンベンションセンターで開催されるDrone World Expo2016へのモチベーションを示した。
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AirNest社共同設立者のひとりであるJustin Miller氏はこう語る。
この2日間でこんなにもたくさんの人たちに来場してもらえるなんて思っていなかった。驚きと同時にとてもうれしく感じたのは、多くの映画撮影監督の方に私たちの商品に興味を持っていただけたことだ。私たちはシリコンバレーの中心地ペンシルバニアを拠点にしているので、こういった関係者たちとたくさん仕事のチャンスがあるのはいいことだ。
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Polar Pro社副社長Austen Butler氏は以下のようにと語った。
なかなか充実した1週間だった。先週金曜日にはShark Tank(米国で放送されている各企業の社長が投資を得るためにプレゼンを行うテレビ番組)で取り上げてもらい、100万ドルの投資を得ることができました。それからここサンノゼで Drone World Expo に参加をしました。いい展示をお見せすることができたと思います。
Riegl USA社アプリケーションエンジニアのAndre Vegas氏は、以下のように語った。
Drone World Expo に参加することができ大変うれしく思う。多くの来場者に弊社の商品に興味を持ってもらえた。この業界が商業利用にもどんどん進出していくのだろうということが感じることができるのは素晴らしい。
Drone World Expo の一番良いところはこの業界のほぼ全体の仕事が紹介されているところだ。そのおかげで来場者だけでなく出展企業同士でのビジネスの機会を見つけることができる。
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とPrecisionHawk社アカウントマネージャーのAlex Moss氏は語る。
Yunteec、Electric Aviation等、大半の出展企業が自社の最新ドローンをでもスペースで飛ばし、プレゼンを行い多くの来場者の注目を浴びた。展示のみならず、イベント初日の頭にはGoogle、FAA、NASA等からのメンバーらがエデュケーションプログラムを提供し、プレゼンでは業界内での挑戦や困難、進捗や成功例などを紹介した。
2日目の朝にはイベントチェアマンのJohn Petersen氏が「Drones for Good: Using UAS to Stop the Slaughter of Rhino and Elephants in Africa (ドローンの慈悲活動:無人航空機でアフリカの動物虐殺からゾウ・サイの命を救う)」というテーマでプレゼンを行った。
南アフリカでは密猟者によって毎年4万頭以上ものゾウが殺されています。そこで私たちは現地の団体と協力をして夜中にドローンを飛ばして監視を行っています。Kruger National Parkでテスト運営を行ったところ、象牙のために殺されるサイやゾウの密漁を劇的に減らすことができました。この後展示会で今後どういった技術が使えるか観るのを楽しみにしています。
イベントが終わりに近づく頃には事業家たちが投資を求めるためのアドバイスを得るため集まっていた。そこにはCommercial Drone FundのJonathan Downey氏、Qualcomm VentureからGareth Keane氏など4名のシリコンバレーの有名なドローン投資者たちがパネルセッションを行っていた。司会はMeritech CapitalのMaz Motschwiller氏が行った。
展示会の出展企業パートナーや事業者団体、顧問会議のメンバーと商業ドローンのブランディングともいえるイベントを開催することができた。反響の大きさに感激していると同時に来年の博覧会も楽しみにしている。
Drone World Expoプロデューサー Joel Davis氏は来年への更なるモチベーションを示した。
次回の「Drone World Expo」は2016年11月15日、16日にサンノゼコンベンションセンターで開催される。