米CNNの報道によれば、今冬の買い物シーズンに40万台のドローンの販売が見込まれているという。FAA(米連邦航空局)はクリスマス商戦を見越したかのように、小型無人航空機(UAS、ドローン)の所有者を登録する規制を始める。カメラのようなペイロードを含めた全体の重量が250g~24.95kg未満のドローンを所有する人はドローンを登録するシステムが設定された。FAAとDoT(米運輸省)が結成した登録タスクフォースは、2015年11月21日に登録システムに関する勧告を提出するよう要請されていた。
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登録はすべての航空機に適用される法定要件で、小型ドローンの所有者は2015年12月21日から2016年2月19日までに登録を行わなければならない。また2015年12月21日以降でも、ドローンを購入したら初回の操縦前に必ず登録をするよう義務付けられている。登録手続きは印刷書類または新しく開設するWeb登録システムで行えるようになっており、後者のオンラインによる登録は、13歳以上のドローン所有者に限られている。
登録プロセスが完了すると、Web申請では固有の識別番号が含まれる所有者の航空機登録/証明書が発行される。発行される識別番号は同モデルであれば何台にでも使用でき、この登録の有効期間は3年間となっている。登録には5ドルの費用がかかるが、2016年1月20日までに登録をすれば費用が戻ってくる仕組みだ。
(山下香欧)