CircuitScribeは、導電性の銀インクで電気回路を手書きできるペンを使って、段ボール製のドローンを手作りするSTEM教材「Drone Builder Kit」を発売している。
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段ボール製のドローンが手作りできる「Drone Builder Kit」
STEM教育向けにドローンを工作するキットは以前にもいろいろあったが、CircuitScribeが製作したキットは電気回路を導電性インクにすることで軽量化でき、配線の方法を学べるというメリットがある点で新しい。配線を手書きするため本体は段ボール製だが、これまたアイデア次第でいろいろなデザインのドローンを作ることができる。キットには4つのモーターとプロペラ(プロペラは予備が4枚付いている)をはじめ、導電性インク、バッテリーと充電器、480ピクセルのオンボードカメラも付いていて、価格は99.99ドルからとかなりお手ごろだ。アームはプラスチック製のテスト用のものと、本番用の段ボール製の両方が付いているのも親切だ。
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本体は段ボール製だが作りはかなりしっかりしている
手作りドローンを空に飛ばす専用のアプリはiOSとAndroid版の両方があり、うまくいけば5分間空へ飛ばせる(ただし、Webにある動画ではWi-Fiレンジは150mで飛行時間は3分となっている)。ジャイロスコープがビルトインされているので安定して飛ばすことができ、ホバーモードもあるので子どもたちも飽きずに手作りができそうだ。もちろんカスタマイズはしたい放題だし、大人の方こそこんなドローンがあったら手に入れたいだろう。実際、子どもたちの教材というより自分のために購入されるケースも多いようだ。ちなみに対象年齢は13際以上が推奨されている(動画に登場するのは小学生に見えるが…)。
キットはベーシックなセットとは別にドローン単体だけなら59.99ドルで購入できる。さらに、学校教材として使える10機セットも発売している。他にも電気回路の仕組みを学べるキットなどいろいろあるので、気になる人はぜひウェブサイトをチェックしてみて欲しい。
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ベーシックなキットの中味はこちら
電気回路を学ぶ教材も発売されている