オーストラリアを拠点とし、空撮を得意とする大手映像撮影会社XM2はニューヨークに拠点を持つSteam Machine Aerialを買収したと発表した。先日、幕張メッセで開催されていたInterBEEでもオーストラリア企業のATOMOS社ブースで作例とドローンの展示が見られた。
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InterBEEでは、同じオーストラリア企業AtomosブースにXM2制作のプロモーションビデオが提供されていた
Steam Machine Aerialも映像撮影会社で、今回のXM2の買収の狙いはアメリカでビジネスを開始する基盤を固めることにある。また、オフィスをロサンゼルスにすでに建てており、大陸を跨いでグローバルにビジネスを展開していくようだ。
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XM2はパイレーツオブカリビアンの新作「デッド・メン・テル・ノー・テイルズ」の撮影も手掛けており有名なハリウッドの関係者・スタジオと詳細な打ち合わせを行ってきた。その中で、UAVの映像撮影会社の買収も決まったようだ。
XM2が開発した2台のREDカメラ搭載のドローン(ペイロード40Kg)
今回の発表の中でXM2のCEOステファン・オウは
アメリカは我々が大きな成長と発展を続けていく上で外せないマーケットである。我々はパートナーを半年間ずっと探していた。しかし、技術・世間の評判・文化的な適応性、これら全てを併せ持つパートナーを見つけること困難を極めた。Steam Machineのチームと会うまではね。彼らはUAVを用いて美しい作品を作ってきた。ストーリー性溢れる未来のフィルムだ。彼らの哲学は我々と非常に似たもので、創造性とUAVの技術を撮影のディレクションと融合させることに集中していた。その結果、非常によく構成されたハイクオリティな映像を制作できるというわけだ。
またSteam Machine Aerialの創設者、マックス・タブマンは、
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我々はXM2の仕事に幾度となく感嘆してきました。彼らは間違いなく世界におけるUAV映像撮影産業のパイオニアであり、我々もそのチームの一員になれることを嬉しく思っています。
合弁会社も設立の目処が立っており、名前はXM2 CINEになる予定。すでに契約交渉も始まっているという。ドローンの技術により世界の映画シーンがさらにダイナミックに変わろうとしている。