無人航空機(UAV)産業の先端をゆく二者が、産学協同で新たなプロジェクトに乗り出した。となった。アメリカのオハイオ州に本部を置くシンシナティ大学(University of Cincinnati)は、公共安全やインフラ点検向けに高性能のUAVフレーム及びシステムの生産を行うオハイオ州クリーブランドの会社Dronewerx, LLC.と共同研究を行うことに同意した。
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今回の共同研究は、可動性及び耐久性に優れ、垂直離着陸を行える25kg以下の航空機を開発することを目標としている。シンシナティ大学は、単一駆動の電源で可変ピッチプロペラを使用することが可能となるファームウェアを開発する。今回開発する航空機はDronewerxが生産するProp-Guard技術も搭載し、シンシナティ大学の衝突回避システムと組み合わせることで過酷な環境下でも航空機の操作が可能になるという。
シンシナティ大学の機械工学及び材料工学の准教授Manish Kumar博士は次のようにコメントしている。
今回のパートナーシップは、焦点を定めた産学連携が民間部門のニーズにとどまらず、大学の研究目的や教育を大きく前進させることができる事を示す格好の例である。
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Dronewerx, LLC.管理部門のMatt Mishak氏は次のように語り、自信を見せる。
無人航空システム産業の大きなチャレンジは、連続飛行時間と衝突回避である。ドローン技術の次なる課題は最大積載量である。(開発中の航空機は)確実にゲームチェンジャーとなるだろう。
同プロジェクトの航空機は優れたパラシュートリカバリーシステムを搭載し、約9kgの荷重の下1時間以上飛行することができるという。