txt:きたもと ゆうこ 構成:編集部
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Uber Eatsとして史上初の「Future of Food Summit(食の未来会議)」が2019年7月9日に香港で行われ、新しいビジネス指標が発表された。なぜアジアで開催されたのか?アジア太平洋地域(以下:APAC)は現在Uber Eatsでの注文配達数が最も多い地域でもあるという。
その中で、同社は現在アメリカ・サンディエゴで実証実験中のドローンを使ったフードデリバリーの実現についても言及。レストランと注文者を仲介するのはドローンだが、最後の配達はピックアップポイントで商品を受け取った配達パートナーが行う方針だ。
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Uber Eats アジア太平洋地域統括本部長のRaj Beri
現在の実験ではドローンのステーションとして車も活用。ドローンの導入によりその範囲が広がり、候補となるレストランの増加やより迅速な配達が可能になるなど利用者の利便性が高まると見ている。ただ、東京のような都市部ではドローンの導入については時期尚早のため、ユーザビリティの拡大内容など具体的な内容についてはコメントを控えた。
イベント会場では、ドローンを搭載した車も展示。
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実証実験の機体とは異なるモックアップだったが、ロゴも入った小さな飛行機のようなボディになっている。
このデリバリーサービスは、Uber社が特許を取得した動的な空域管理システム「Elevate Cloud Systems」により実現するものだ。このシステムですべてのドローンの離陸から着陸までの自律飛行を追跡・誘導する。
注文を受けたレストランがドローンに食事を積載し、ドローンが離陸すると、Elevate Cloud Systemsが近くのUber Eatsの配達パートナーに通知を送信。着陸地点でそのオーダーの受け渡しが行われ、パートナーの手により顧客に届けられる。
将来的にはUber Elevateは配達地の近くに駐車した車の上に着陸させられるよう、QRコードの認証を通じてUberの配車サービスとの連携を実施していく予定だ。このサービスの提供で得られた知見は、さらなる先に目指す航空ライドシェアサービスにも活用される見込みとなっている。
サンディエゴでの実証実験の第一弾はマクドナルドと行われ、今年中に地元の高級レストランとして有名なJuniper&Ivyを含むUber Eatsのレストランパートナーにも拡大する予定だという。