株式会社Liberawareは、屋内環境において、一酸化炭素(CO)や硫化水素(H2S)といった有毒ガスを検知する機能を搭載した産業用小型ドローンの開発を開始した。
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同社は、狭小空間を飛行可能な産業用小型ドローン「IBIS(アイビス)」を製造しており、狭くて人が進入できない空間や粉塵が多く発生する等の危険な環境下における設備点検用ドローンとして活用されている。開発に着手した有毒ガス検知機能を搭載するドローンは、このIBISをカスタマイズしたもの。産業用小型ドローンIBISの概要は以下の通り。
- サイズ:190×180×50mm(プロペラガード込み)
- 重量:170g(バッテリ込み)
- 飛行時間:最大12分間
- 装備類:LED照明、防塵用モーター、独自設計のプロペラ他
同製品を活用することで、設備修繕の作業を始める前に、安全に効率よく有害ガスの有無をチェックできる。具体的な機能としては、飛行するドローンが撮影しているリアルタイム映像に一酸化炭素や硫化水素の濃度を表示するほか、ドローンが離陸してから着陸するまでの濃度の推移をログデータとして保存可能。
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今後のスケジュールとしては、2020年度にかけて、同製品をプラント等の実現場にてテスト使用し、使い勝手や精度を確認する検証作業を実施するという。テストを経た後の本格展開にあたっては、同社がドローン飛行・測定を行う「点検サービスプラン」と、同製品を貸出しする「レンタル導入プラン」の2種類のメニューにてサービス提供する予定。