アロハ!ハワイ在住のクリエイティブ・ディレクター、長澤宏樹です。前回、広大なサッカー場「ワイピオサッカーコンプレックス」での飛行テストをご紹介しました。障害物もなく、広い広い芝生の広場での飛行テストは、かなりの安心感を持って、なかなかいい感じでした。操作にもだいぶ慣れて来て、自信もついてきたので、そろそろ、ハワイの素晴らしい海の空撮に挑戦してみちゃおう!ということで、今回選んだ場所は、ワイキキから東へ車で30分ほどのところにあるハワイカイエリアのサンディービーチ。
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今回のフライトはハワイカイエリアのサンディービーチ
サンディービーチとはサーフィンはもちろん、ボディボード、ボディサーフィンのメッカとして有名なビーチです。グリングリンのパワフルなショアブレイクで豪快に巻かれながら遊ぶローカルサーファーのクレイジーな姿は見ていて飽きません。若い頃からこんなに豪快に波と戯れて遊ぶハワイローカルには、やっぱり到底叶わないよなー、としみじみ思ってしまうわけで。サーフィンを30年近くやっている身としては、見ていて嫉妬さえしてしまうほど(笑)。
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ここのポイントでは、中級~上級レベルの方であれば波乗りを楽しむことができますが、海を知らない方や波乗り初心者の方は決して軽い気持ちで入らないでくださいね。観光客がなんとなく勢いでローカルが遊んでいるポイントに入っていって、そのまま波に巻かれる死亡事故もよく聞きます。ルールを守って、無理なく遊びましょう!
…いやいや、今日はサーフィンのことは置いておいて、ドローンだった(笑)。サンディービーチについてはこちらでまとめているので見てくださいね。
いざ!フライト!
ドローンに話を戻し、早速飛ばしてみます。ドローンに砂が入らないように、念のためエコバッグを下にひいて、その上からテイクオフ!いい感じの滑り出し!
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高度を少し上げて、グルリと向きを変えてみた、その途端のことでした。元々風の強いこのビーチ、この日もそこそこの風が吹いていたのですが、見事に海へのオフショアの風にぐんぐんあおられて、海の方へ流された…!!あっという間に砂浜から遠ざかり、みるみるうちに小さくなって…どう見てもドローンくんの真下は海…。
Wi-Fiがここで途切れたら完全にアウトじゃん!と、かなりあせりつつ、どうにか体勢を立て直そうとします。いつの間にか僕の隣でローカルサーファーが興奮気味に何か話しかけてきたけど、何も聞こえちゃいない(笑)。

ちなみに、ハワイのサーファーの中ではドローンの認知度はかなり高く、興味津々で話しかけてきます。所有率もかなりあがっているんじゃないでしょうか。少々のことじゃ動じなそうなクレイジーなロコサーファーだったらこんな状況でも焦らないのか…??とにかくここで海にドボン!をどうにか回避するべく、軽くパニックしながら、緊急「リターンホーム」ボタンを連打!
これが効かなかったらアウトでしたが、さすがは“緊急”ボタン。海上からこっちに向かって戻って来ました~!隣で見ていたロコサーファーもさすがにただならぬ雰囲気を察したらしく、戻ってくるドローンに向かって歓声をあげてました…(苦笑)。
ぐんぐん戻ってくるドローンくん。「リターンホーム」ボタンなので、本来ならスタート地点に戻ってくるはず、だったのですが、戻ってくる時もやはり強風にあおられ、ヤシの木に激突、落下…。
最悪な事態はまぬがれたものの、かなりの衝撃で落下したので故障していないかと焦りましたがどうにか大丈夫そう。落下地点が砂浜だったのが救いでした…。あー、朝っぱらから変な汗をたくさんかいたー。一部始終のドローン視点映像はこちら!
今回の暴走の原因。あとから気づきました…。先日「室内撮影用」に色々と設定を変えたのをすっかり忘れていて、飛行スピードが足りなかった模様…気づくのが遅すぎ!
ということで、風が強いことが多いハワイでドローンを安全に飛ばすには、キャリブレーションのチェックはもちろんのこと、スピード調整等は必須!そして何と言っても焦らない冷静さが必要だなー。まだまだ特訓は続きます。
長澤宏樹の初著書 「思いが伝わる!心を動かす!アイデアを「カタチ」にする技術」がアマゾンにて販売中!選ばれる企画をつくるにはどうすれば良いのか。博報堂グループで数々の実績を上げてきたクリエイティブ・ディレクターの著者が、企画のつくり方について、解説している一冊。Kindle版も同時発売中)