Image Via JORDAN STEAD / Amazon
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ラスベガスで開催中のAmazon主催のre:MARS会議(機械学習、自動化、ロボット工学、宇宙などのカンファレンス)において、最新のPrime Airドローン機体デザインが発表された。15マイルまで飛行可能な機体で、30分以内に顧客に重量5ポンド以下のパッケージを届けることが可能だという。
Amazonワールドワイド・コンシューマ CEOJeff Wilke氏は、Prime Airのサービスを数カ月以内に開始すると宣言した。サービスエリアは明らかにされていないが、実証実験を行っていたイギリスそしてアメリカでのサービスインが数カ月後に実現しそうだ。残念ながら日本でのサービス提供は現行の法律上まだまだ難しそうだ。
Prime Airの最新のドローン設計は、これまでのデザインよりも一歩進化した形となり、クアッドコプターからVTOLと変遷を遂げてきたが、今回はその複合的な機能が生かされている。アマゾンでは、それをハイブリッドデザインと提唱し、ヘリコプターのように垂直離着陸を行い、垂直モードから飛行モードへと2つの機能を持つことになる。機体に最新の人工知能(AI)技術を使用することと、6つのプロペラを実装することにより安定性が増し、強風でも安全に運行できるという。
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(Image Via JORDAN STEAD / Amazon)黒い背景の前に白と水色のPrime Airドローン。VTOLとクアッドコプターの中間デザイン。中央には6個のプロペラを実装
配送場所は任意の住所となるが、実際に着陸する配送場所には二次元バーコードを使ったマーカーを置き、それを目印に着陸する。家庭には、物干し用ロープ、電話線、電線などがある。ドローンが配達のために降下するには、我々は人、動物、または障害物のない配達場所の周りの小さな領域を必要とする。これは、上空から障害物を検出するように最適化されたAIアルゴリズムと並行して運用する。
環境への影響についても考慮しているという。アマゾンは、「Shipment Zero」ビジョンを掲げ、2030年までに全商品配送の半分でCO2排出量をゼロにするという。Prime Airのようなサービスで、私たちは家から注文することにって、燃料使用量を大幅に削減し、排出量を削減することも挙げた。