5月2日木曜日、第2回「XCELLENCE Humanitarian Award」で5団体が受賞し、人道的目的でドローンを使うパイオニアとしての功績が認められた。民間ドローンや航空写真テクノロジーで世界的に優れた企業として知られるDJIがスポンサーを務め、シカゴのマコーミックプレイスで開催されたAUVSI XPOTENTIAl カンファレンスにて結果発表を行った。
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DJI 北米担当副社長兼カントリーマネージャー Mario Rebello氏
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森林での遭難者の捜索、アフリカやオセアニア、南米における医療物資供給、自動飛行ミッションを目的とした学生によるドローンプログラミングなど、昨年ドローン技術はますます普及したように思います
今回受賞したイノベーターたちによって、テクノロジーだけでなく、そのユーザーもドローンイノベーションの原動力となりえることが証明されました。これからドローンが様々な業界で広く受け入れられることに期待するとともに、今回の賞が、世界中のドローンオペレーターが各々の分野で素晴らしいことを成し遂げるためのモチベーションになることを願っています。
とDJIの北米担当副社長兼カントリーマネージャー Mario Rebello氏は語る。
「The 2019 AUVSI XCELLENCE Humanitarian Award」には非常に多くの応募があり、「多様な分野でいかにドローンテクノロジーを活用していくか」についての深く、力強い洞察が数多く見られた。中でも災害復興、公共安全、教育、訓練、消火活動、野生生物の保全、そして生態系関連ソリューションの分野で活躍する素晴らしい作品を提出した5団体が傑出していた。
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■受賞5団体
・ノースカロライナ交通運輸省:ハリケーンフローレンスへの、ドローンを活用した革新的対応(米国)
・Swoop Aero:島国バヌアツにおけるワクチンや医療物資の供給(バヌアツ)
・NASA/MIT Search and Rescue Under the Canopy(林冠での捜索及び救助):探索が困難とされる入り組んだ森林部での遭難者・重要な目標物の捜索(米国)
・Project Lifesaver International:生命に危険の及ぶ徘徊行動に陥る傾向のある個人の捜索並びに救助(米国)
・Zipline International:アフリカでの医療用ドローンによるデリバリー(ルワンダ・ガーナ)
AUVSI会長兼CEO Brian Wynne氏
Humanitarian Awardsは受賞団体が、無人システムテクノロジーを駆使して人々の生活に良い影響を与えるチカラを披露する絶好の機会となりました。5団体の受賞を非常に誇らしく思います。無人航空システムを使って我々の社会に非常に大きな貢献をする、そういったモチベーションにつながれば幸いです。
とAUVSIの会長兼CEO Brian Wynne氏は言う。その人道的で博愛的な努力を讃え、受賞した5団体には、それぞれ5000ドルの寄付金が贈られる。