KDDIは2018年4月にプロドローンと資本提携、業務提携を結び、同社を持分法適用関連海化しており、KDDIのスマートドローンのほとんどがプロドローン社製となっている。
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「広域監視」は「設備」と「捜索」という用途が設定されており、設備の監視では全天候型ドローン「PD8-AW」を用いて、災害時に鉄道や高速道路といった広範囲のインフラを点検する。すでに近畿日本鉄道で採用されており、今後JR東日本や首都高速道路でも採用が検討されている。
また、搜索用途では山岳救助や河川搜索、海難救助などで「KD-R01」を使用。2018年11月にこの機体を使い、富士山において登山の遭難者を救助する実証実験が行われており、2019年の富士山改竄期間で実運用を開始する予定となっている。
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設備の広域監視に使われるスマートドローン「PD8-AW」
KDDIオリジナルの広域搜索ドローン「KD-R01」
「鉄塔点検」ではKDDIがドローンを使った自社の鉄塔点検で培ったノウハウが詰まったソリューションで、初回に鉄塔の周囲を飛行して撮影した写真から3Dモデルを生成し、そこから点検が必要な箇所を特定して専用ドローン「KD-I01」で撮影し、レポートを作成する
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風力発電所のタービン(風車)ブレードを点検するための専用機「KD-W01」。風の強い場所での飛行となるため、パワーのあるローターにスリムで軽量な機体を組み合わせている。カメラはPanasonicのミラーレスカメラと高倍率ズームレンズを搭載
アイサンテクノロジーのLiDAR搭載ドローン「Winser」(写真左)。プロドローンの「PD8-AW」をベースにVelodyne社のレーザースキャナを搭載している
スカイマティクスの農薬散布ドローン「X-F1」(はかせ)は10リットルの薬剤タンクを搭載し、約13分の飛行が可能。マルチスペクトルカメラを搭載したドローンで圃場を撮影し、同社の葉色解析サービス「いろは」と組み合わせることで、効率的な薬剤散布ができる