自律型ドローンベンチャーの自律制御システム研究所(以下:ACSL)が2018年12月21日、東証マザーズに上場した。ACSLは、国産ドローン・ベンチャーによる国内ドローン銘柄では初上場となる。公開価格は3400円。初値は、16.8%下回る2830円で ストップ安となった。
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ACSLの設立は2013年11月。千葉大学の野波健蔵名誉教授の研究開発による独自の飛行制御技術を使って産業用ドローンを開発している。2019年3月期の営業損益予想は3.02億円(赤字)、前期実績5.42億円(赤字)。東京大学エッジキャピタル(UTEC)が19.9%、野波氏が14.2%、楽天が12.8%の株式を保有している。
楽天は、「楽天ドローン」と「楽天AirMap」の二つのドローン事業を進めている。楽天は2016年に、ドローン配送サービスを実験的にスタートさせた。使用機体は、ACSLが開発した縁で楽天が出資した。
今回の上場は、国内ドローン業界にとっては朗報ともいる。これから多くのドローン企業が上場する先駆けになるだろう。これの上場よって多くの新たなドローン市場を創造するものと見られる。
▶︎ACSL