優勝した伊藤寛規選手とPRODRONE製「PDH-02C」(写真提供:ラジコン技術)
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PRODRONEは、F3C競技者コンペティションモデル「PDH-02C」を、TKKワークス所属の伊藤寛規選手をはじめ7名の選手に対して提供している。その一人である伊藤選手が、2018年10月4日から7日に岐阜県各務原市で開催された「第43回FAI/F3C RCヘリコプター日本選手権」で、勝利の栄光を手にした。
RCヘリスポーツ界の最高峰「FAI/F3C RCヘリコプター日本選手権」は、日々練習を重ねた日本のトップレベルの選手たちが、最先端のテクノロジーが集約した機体を操り、飛行技術の高さを競う。
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左から磯匡敏選手(2位)、伊藤寛規選手(1位)、国井伸也選手(3位)
同選手権は、日本全国から106名の選手が参加し、全国6ヶ所で開催された地方予選を勝ち抜いたトッププレイヤー41名(シード選手8名)の選手が各地から集まり、3日間にわたって戦いが繰り広げられた。
伊藤選手は、終始安定したフライトで予選ラウンドをトップ通過。決勝ラウンドでも他を寄せ付けない圧巻のフライトを披露し、優勝をおさめた。
伊藤選手:ボディは、無駄のないシンプルなデザインなので、癖のない素直な飛行特性が得られましたし、ペイントデザインも気に入っています。駆動系のレイアウトでは、マストに直接取り付けた大型プーリーによりテール駆動の負荷が軽減され歯飛びのないシンプルな構造となりメカニカルトラブルが発生しづらい機体だと思います。
また、特徴である接着フレームは従来のクロスメンバーに代わり太いカーボンパイプを採用した事でフレーム面との接触面積が増え、シンプルながら軽量で高剛性な機体に仕上がっており操作性が向上していると感じました。総じて、機体自体の素性がいいのでセッティングにかかる時間が少なく、演技の精度を高めることに集中できました。PDH-02Cは、「もっといい飛びを目指せる」という自信を与えてくれる機体です。
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同選手権で3位入賞をした国井選手は、PRODRONEの開発部長でもある。PRODRONEには、国井選手をはじめとした数多くの日本のトッププロフライヤーが在籍しており、日々のドローン開発業務に携わっている。エンジニア自身がトップフライヤーであることにより、開発者自らの操縦で感じたことをそのままドローン開発にフィードバックでき、他社には真似のできない機体開発の大きな原動力となっているという。
左から、須釜一博選手(24位)、堀井直樹選手(14位)、熊谷幸博選手(28位)、鵜飼大樹選手(17位)、伊藤寛規選手(1位)、国井伸也選手(3位)、森安伸選手(10位)
国井選手:近年のフライトスタイルである、低回転かつコンパクトな演技に合わせた軽量化、重心位置、テール保持を考慮した設計思想を取り入れたことにより、ポテンシャルの高い機体に仕上げられたと思います。ぜひ皆様にもPDH-02Cの飛びの良さを体感して頂きたいです。
PRODRONEはそのような開発陣が生み出す先端技術を、積極的にドローンの機体開発に応用し、未来を支える技術に挑戦していくという。