株式会社ケンコー・トキナーは、ドローンで滑らかな映像を撮るためのフィルターキット「アドバンストドローンフィルターIRNDキットFOR DJI MAVIC AIR」を2018年7月13日より発売する。価格はオープン、市場想定価格は税別15,000円前後。
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カメラ用フィルターで長年培った同社の光学技術を生かし、DJI MAVIC AIR専用設計のIRNDキットを発売。IRND4、IRND8、IRND16、IRND32の4種類のIRNDフィルターがセットになっており、撮影時の明るさに応じて最適な濃度のフィルターが選択可能だ。
セット内容
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ケースに入れた状態
装着状態
特長
■赤外線の影響を受けず、忠実な色再現
写真や動画において、NDフィルターは忠実な色再現をしなければならないが、同製品は、ACCU-NDテクノロジーにより赤外域を含む400nm~1000nmにおいて均一な減光効果が得られるという。赤外線の影響を受けず、色かぶりのない忠実な色再現が可能となっている。
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■高い平面性の光学ガラス
同製品はデジタル一眼レフ用レンズフィルターの品質基準に従って高精度研磨された光学ガラスを使用。これにより高い平面性を実現し、解像度の低下なしに高品質の映像を撮ることが可能。
■ねじ込み式の専用設計フレーム
専用設計のデザインで極限まで軽さを追及。ドローンの飛行やジンバルに影響を与えず、ねじ込み式でフィルターが外れる心配もなく、安心して使用できる。ローレット付きで簡単に装着可能。
■全天候型ケース入り
4種類のIRNDフィルターをまとめて持ち運べる全天候型ケースが付属。雨や雪などの厳しい撮影環境下でもフィルターを守ることができる。
■手入れが簡単
撥水コートにより指紋や水滴を付きにくくしているため、汚れがついた場合でも簡単に拭き取ることが可能。
IRNDフィルターが必要な理由
1.滑らかな映像にするため
動画撮影の場合、フレームレート(fps)によって適正なシャッタースピードが決まっており、通常はフレームレートの2倍までが適正となっている。
例:60fpsの場合、適正シャッタースピードは1/125s
30fpsの場合、適正シャッタースピードは1/60s
シャッタースピードが速すぎると動画として見た際に動きがつながらず不自然な動画に見えてしまうが、同製品を使用してシャッタースピードを適正な値に設定すれば自然で滑らかな映像を撮ることが可能としている。
2.適正露出にするため
ドローンは主に日中の屋外で使用されるため、ISOは最低のISO100に設定する。絞りで露出オーバーを防ぐが、DJI Mavic Airは絞り機構を持たない。フレームレートの関係上、快晴時に適切な露出を得るためにNDフィルターは必須になるという。