ボーイング社の子会社であるInsituはその規模と範囲でドローン産業界でかなり有名なポジションにある。
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その両社の強みを生かし、ボーイングの安全性と航空規制機関との協力で、InsituはUAV主要なイノベーターとなっている。軍用・商用両面で有名ブランドの名を馳せている同社は、100万時間以上の飛行実験を重ねてきた。その経験値が新製品を産み出すきっかけとなっている。XPONENTIAL2018で、InsituはScanEagle3を披露した。
ScanEagle3は産業用向けに設計になっており、積載量・耐久性・モビリティ・費用面での最高のコンビネーションを利用者にもたらす。そして広範囲にわたるビジネスや業務、特に中型無人航空機システムの要求にこたえている。
と同社は発表した。世界中の利用者から拍手喝さいを受けたこの大きな発表は、Insituのビジネスにおける特色である。ScanEagle3は軍事用並みの耐久性と性能をもっているにもかかわらず、商用展開なのだ。米国の国際武器取引規制(ITAR)に抵触せず、簡単に輸出可能で、すぐ顧客の手に渡ることができるのだ。
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これはInsituにとって大きな一歩となる。同社は商用市場への大々的な進出に成功したのだ。これはどの会社もできることではない。多くの無人機が商用品として成功を収めるなかで、これまで軍事用に焦点を当ててきた無人航空機会社すべてが商用品へうまく移行できるわけではないのだ。Insituは民間の顧客のニーズを理解しそれを具現化していく名人である。
Insituの顧客が興奮を覚えた新製品ScanEagle3の特徴はこうだ。積載量をかなり増やし、同時に最大3つを運ぶことが可能になった。新しく積載量が増え、フライトの性能も上がったが、同社の発表によると、従来のScanEagleと同程度の価格となっているとのことだ。
我が社のエンジニアはScanEagle3のライフサイクルコスを減らし、同時に作業効率を上げることに成功しました。顧客にとっても我が社にとっても喜ばしいことです。
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Insituの最高技術責任者マット・バートウ氏は語る。
ScanEagle3は利用者に主要能力を提供し、それは我が社のUASポートフォリオ用ユースケースと運用プロファイルを完成させてくれます。ScanEagleとIntegratorの間のギャップを縮めること。最初から目的はScanEagleシステムのいいところ全てを保持しつつ複数のペイロードを運べるように積載量を増やしたシステムを作り上げることでした。簡単に言えば、飛行中に複数のデータ型を同時に収集できることで、効率の良さとお手頃価格での提供を実現することができるのです
とジョン・ダムシュ最高成長責任者は語る
。
■ScanEagle3の特徴
- 1)積載量がかなり増大され、最大同時に3つ運搬可能に。また柔軟で長期間の飛行に可能に
- 2)現存のScanEagleのペイロードと互換性があり、簡単に機能をアップグレード可能
- 3)地上からの打ち上げ装置と回収装置はScanEagleやIntegratorと同じものを使用
4)ICOMC2とINEXA Controlのグラウンドコントロールステーションソフトウェアで、最小限のトレーニングで、複数の異なる機体を同時に飛行するとが可能
- 5)翼の配置は調節可能で、機体の重心や急激なペイロードの変化に対応できる柔軟性を提供
- 6)アメリカ航空システムにおけるアメリカ連邦航空局の型式証明を獲得することに焦点を当てたデザイン
- 7)ITARに抵触しない商用基準の形状
前ScanEagle、IntegratorそしてRQ-21A Blackjackの製品とサービスの成功を手本にし、また世界屈指の困難な状況において100万時間を超える飛行をしてきたことを参考にしました。今までやってきたことと一貫しつつ、私達は引き続き、製品を進化させ顧客のニーズを予測すると同時に、これまでやってきたように我が社の航空プロフェッショナル、ワールドクラスのUASトレーニングそして優れたカスタマーサービスを用いて現在世界中に存在する顧客基盤をサポートしていきます。
とダムシュ氏は語る。