株式会社プロドローン(以下PRODRONE)は、2018年5月1日(火)~3日(木)まで、米国デンバーにて開催中の世界最大規模の無人システムとロボット技術の国際展示会「AUVSI Xponential 2018」において新型プラットフォーム「PD8X」や新型大型機「PD6B-Type II」を含む7機体を展示出展中だ。世界最大規模であるが日本からのドローン機体メーカー出展は2社ほどしかない。その一つがPRODRONEだ。
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PRODRONEブースでは、新プラットフォームとなる中型ダブルローター8枚機「PD8X」や、同じく、新プラットフォームの大型機「PD6B-Type II」、またカナダのAVIDRONE Aerospace Incorporatedと共同開発した高速輸送タンデム機「Tandem Air Cargo」など7機体に加え、PRODRONEオリジナルの産業用ドローン専用フライトコントローラーFC2を展示中である。詳細は随時更新して行くが、まずは新製品をみてみよう。
■新製品展示内容
(1)中型ダブルローター8枚機(新型プラットフォーム機、折りたたみ式)「PD8X」
PRODRONEが高機能と可搬性を高次元で両立させるために新たに開発した中型ダブルロータープラットフォーム8枚機。産業用ドローンとして必要な各種センサー類を標準装備し、また可搬性を高める為にダブルローターに。さらに、ローターアームを折りたたむことにより、中型機でありながら僅か50cm四方程度のサイズとなり、非常にコンパクトな機体となり搬送に便利である。
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(2)飛行安全装置PSU内蔵の大型6枚機(折りたたみ式)「PD6B-Type II」
飛行範囲事前設定型の安全装置PSU(Prodrone Safety Unit)を標準装備した大型新プラットフォーム機。予め設定した飛行範囲や高度を逸脱した場合に、自動でパラシュートを開傘させ安全に着陸させることが可能。
また大きなペイロードをもつ大型機でありながら、新たに設計されたローターアームにより、コンパクトに折りたたむことが可能で可搬性に非常に優秀。他にも、バッテリーボックスを独立させることにより、ユーザーの作業仕様に合わせてバッテリーの取り付け位置を自由に変更することが可能になっている。
(3)タップフライト式新着水機「PD4-AW-AQ」
タップフライトにより自動着水・着陸が可能な水中撮影を目的とした新型の防水型ドローン。機体からの水中映像は伝送装置で手元のモニターへ映し出される。タップフライトによる各種自動飛行も可能で、簡単に飛行させることが可能。本機の4本のローターアームは、運搬時に本体内部に格納され可搬性にも優れている。
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(4)AVIDRONE、夜行飛行型「M20 Night Drone」
捜索や警備等の特殊用途のヘリコプターに使用されている高輝度サーチライトを搭載したドローン。2000万カンデラの明るさで空から対象物を照らすことが可能で、暗闇での作業や夜間警備に最適。
(5)AVIDRONE タンデム型輸送ドローン「TANDEM AIR CARGO」
様々な輸送業務に最適なタンデム型ドローン。100km/hを超えるハイスピードで、重さ25kgまでの荷物を120km以上先の場所へ輸送が可能。超高効率な飛行能力と垂直離着陸(VTOL)機能を兼ね備えており、輸送業務の効率化を実現することが可能だ。
PD-FC2 PRODRONE製高機能フライトコントローラー
すでにアナウンスされているが今回は最新版のPD-FC2を展示。PD-FC2は、産業用ドローン専用の高機能フライトコントローラー。簡単な操作と高機能なミッション作成機能を統合して機体のコントロールが可能。