今回のJapan Drone 2018で常にブースで賑わいを見せいていたのは、ブラザー工業株式会社。ブラザー工業は、近距離作業と遠隔作業をわずかな視線移動で作業ができるヘッドマウントディスプレイの新製品「AiR Scouter WD-300A」を展示していた。
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AiR Scouter WD-300Aは、従来のものに比べディスプレイ画角が約1.44倍、720p(1280×720ピクセル)の高解像度液晶パネルになっており、手に持ったサイズ感から想像出来る画面のサイズを大きく上回った。 ブラザー工業は2012年6月からヘッドマウントディスプレイを開発・販売し、今回で3機目となる。
これまでは、遠隔作業・医療現場での活用を例として掲げて販売してきたが、近年増加しているドローンや計測機器での使用を考え画面を拡大したという。画面を拡大することで、フライト中に表示される高度などのテレメトリー情報の数値まではっきりと確認することができるようになった。
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ブースにはレビュー記事にリンクするQRコードが設置されていた
事業企画部 シニア・チーム・マネージャーの篠田氏は、以下の様にコメントした。
ブースに訪れた人が体験をすると、まず画面の大きさとクオリティの高い映像に、おぉ!という驚きの声があります。事前に、AiR Scouter WD-300Aの発表記事・レビュー記事を読んでいた方は、その記事の内容が実際に体験することでよく理解できた、という嬉しい反応をもらっています
ブラザー工業は今後の展開として、災害救助や橋梁点検・検査などの場面での使用を考えている。そういった場所で使用した場合のPV作製を進め、そのほか実際に体験することが重要と考え、協力会社と共に体験イベントなどを増やしていくそうだ。
イベントに参加する機会があれば、ぜひ手にとって体験してほしい。