今回のJapan Drone 2018では、先ごろ発売されたばかりというヘッドマウントディスプレイ「AiRScouter WD-300A」がブラザー工業のブースに展示されていた。同ブースは新製品を実際に体験できるとあってブースが賑わっていたが、このWD-300Aをヘルメットに装着できるマウントホルダーの試作品をユークラフトが出展していた。
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WD-300Aはヘッドバンドで頭に直接かけたり、帽子の上から装着するスタイルとなっている。ただ、産業用途でドローンと組み合わせて利用する場合、ヘルメットをかぶることが多いため、実は頭への装着がなかなか難しい。そこでユークラフトでは3Dプリンタを使って、WD-300Aのフレキシブルアームのベース部分を作成。
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ヘルメットへの装着はペンホルダーを利用し、そこにベース部を取り付ける形で使うようになっている。ベース部の裏側には、コントロールボックスとの間にあるケーブルの余りを収納するスペースを設けるなど、実際の使い勝手を十分考慮したものとなっている。
また、WD-300Aは市販のモバイルバッテリーを電源として使う。そのためモバイルバッテリーをヘルメットの後頭部に取り付けるためのホルダーも用意。結果としてバッテリー、コントロールボックス、そしてヘッドマウントディスプレイのすべてをヘルメットに取り付けることができ、ヘルメットをかぶるだけでWD-300Aを使うことができるのが大きなメリットだ。
また、後頭部のバッテリーホルダーは、ヘルメットを立てておくためのスタンドも兼ねる設計となっている。現段階では試作品としての参考出品だが、ユークラフトではトーヨーセーフティのヘルメットとセットにして、2万円程度で販売する予定だ。