ドローンは未来のイメージジャーナリズムの代名詞だが、問題は専門的な操作が必要だということだ。もしそうでなければ、フォトカイトがオススメだ。フォトカイトは凧のようにドローンに紐が付いており、その紐で操作を行うことができる。自撮り棒以上ドローン未満なフォトカイト「Phi」ならドロニー(ドローンでセルフィーを行うこと)も簡単に安全に実現できる。
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スイス連邦工科大学で開発された初代モデルFotokite ProはNAB2015にも登場し、BBCでも現場で活用するなど、国内外のメディア業界から大きな反響を得ている。先日からフォトカイト「Phi」の先行予約がクラウドファンディングサイトIndiegogoで始まった。価格は349ドル(Go Proは搭載されていない)、販売は2016年初旬の予定。Phiはの飛行時間は約15分間、ケーブルの長さは30mまで伸ばせる。また、翼は低馬力で柔らかいプラスチック製なので人にぶつかっても怪我をさせる危険性も少ない。さらに、折りたたむことができ、細長い筒に収納が可能。バックパックに入れて簡単に持ち運ぶことができる。
傘を閉じるようにドローンを折りたたみ、プロペラを守る3つのガードが自動にプロペラを囲うように閉じてくれる。重さはGoProを含めて350g
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フォトカイト「Phi」はGoPro Hero3、3+、4を装着して空から映像を撮影することができる空撮ツールだ。ドローン空撮ほど大げさにならず、持ち運びも折りたたんで長さ30cmの図面ケースデザインのケースに収められる。どこでも持ち運びでき、ふと思い立ったときに頭上からの目線で映像を撮ることができる。屋内外、ドローンを取り巻く規制に惑わされずに映像を撮れるのは非常に魅力だ。スイスとフランスでは、人が多い公共でさえ使用許可を得ているという。
このフォトカイト「Phi」は従来のドローンと違い、安全が確保されていないような混雑した場所でも飛ばすことができるので、ドローンジャーナリズムの可能性を広げてくれるだろう。