株式会社NTTドコモは、ドローンを用いたサービスを提供する企業向けにドローン運用をトータルにサポートする「ドローンプラットフォーム docomo skyTM(ドコモ スカイ)」を開発した。「ドローンプラットフォーム」は、クラウドコネクト・運航支援基盤・ビジネス支援基盤・解析支援基盤の、4つの要素で構成している。ドローンとプラットフォームをセルラーネットワークで常時接続することで、複数台の自動飛行、目視外での遠隔操作、機体情報管理、機体を用いた業務のワークフロー管理、撮影画像データ等のセンシングデータをリアルタイムに取得し管理を行うまでの一連の運用を、WEB上で管理可能とした。
- Advertisement -
画像:docomo skyコンセプト
4つの要素に関する機能の詳細〉
(1)クラウドコネクト
docomo sky対応通信デバイスによりドローンとセルラーネットワークを常時接続し、クラウド上でドローン遠隔制御、カメラ制御を可能とし、リアルタイムデータ通信を実現。
(2)運航支援基盤
予め設計した飛行ルートを設定することで、遠隔地から複数のドローンを自動運航させることや、飛行中のドローン・飛行空域に関する様々な情報を一元管理し、複数のドローンを安全に運航させることが可能。また、運航計画・運航管理・機体情報管理・業務ワークフロー管理まで対応。
- Advertisement -
(3)ビジネス支援基盤
撮影した画像データなど、ドローン飛行時に取得したデータを保存・管理しビジネスに活用することが可能。リアルタイムなデータ保存・管理、取得した画像データ等を分析しレポート自動作成ができる。
(4)解析支援基盤
パートナーとの連携による高度な解析アプリケーションの開発を目的としており、様々な画像データを蓄積し、識別や分類を行い、またその結果から今後の比較の軸になるデータを作成したり、様々なパターンに対処できる。
利用イメージ
また、ドコモは2018年4月に「セルラードローンTM・オープンパートナーイニシアティブ」を発足し、エントリーを開始予定。様々な産業分野への活用をめざし、パートナー各社とのビジネス実証、ならびに技術開発に取り組む。
さらに、プラットフォームの本格導入に先立ち、ビジネス活用を目的にドローンの導入を検討している企業や自治体向けにドローンの機体及び機体用カメラの販売やレンタル、通信端末の提供、映像中継や3D画像計測等のソリューション提供、国土交通省への飛行申請サポート、パイロットの派遣や安全に運用するための講習等、ドローンの初期導入を支援する「ドローンスターターサポートTM」も同時期に開始する。