EhangがCES2016で発表したパッセンジャードローン184は、センセーショナルだった。ドローン業界は騒然とした。それから2年これまで様々な憶測が流れたが、いよいよEhang184の実用化に見受けて動き始めた。Ehang社がこれまでプロジェクトとして発表してきたように、パッセンジャードローンEhang184は同社の絶え間ない努力の一例と言える。しかし残念なことに以前お伝えしたドバイでの実証実験では、役人たちはEhang社ではなく、インテル社支援のたVolocopter社と提携を決めた。
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しかし、今月になりEhang184の主要なアップデートに関する情報を公表した。Ehang社のパッセンジャードローンは広範囲にわたるテストを受けた。1000回を超える有人飛行テストをこなし、下に掲載の動画で見られるように、CEO自らが飛行に同伴したこともあった。
これはイーハン社における喜ばしい進歩である。184機は飛行中の姿がとても素晴らしく、CEO自身がEhang184の発展に身を投じていることは明らかである。
イーハン社CEOの胡華智(Hu Huazhi)氏は語った。
有人飛行テストを通して、我が社は我々のドローンの安全性や安定性を示すことができる。私達が行っているのはエクストリーム・スポーツではない。乗客一人一人の安全が第一であることは言うまでもない。Ehang184のテストは成功裏に終わったので、空輸事業に関して将来、何が私達を待ち受けているのかとても楽しみにしたいる。
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これまで、150以上のエンジニアが何千ものテスト飛行を行ってきた。Ehang社によると、最大300メートルに及ぶ垂直上昇飛行や約230キロの荷物を載せたテスト、15キロにおよぶルート飛行テストや時速130キロでの高速飛行テストをこなしてきた。声明によると、同社はこれからも改良を施していく予定であり、乗客が184機をよりコントロールできるようになることを見据えている。
Ehang184 AAVはさらなる改善の余地がある。乗客のフライト環境を向上させ、乗客が操縦を体験できるようにするなどオプションとして有人操作を加えていくことにより焦点が当てられていく。さらに、Ehang社は既に280㎏積載可能な2シート型AAVを開発およびテスト済みである。
大きな問題としては、いつになったら184旅客ドローンが主流になるのかということだ。Ehang社はアメリカ合衆国でのテスト飛行の許可を得ているが、公用などで積極的に採用されるようになるのはまだまだ先になりそうである。CEOは語る。
これは段階を踏んで進んでいく。我が社は独自のプランがある。斬新なテクノロジーを発展させ実用化させていくこととなると、まず、技術面でのイノベーションが衝撃をもたらす。その後、関連する政策が作られ発展していくのだ。我が社の発展は引き続きドローン産業の発展を推し進めていくであろう。