”ぶつからない”というキーワードは、ドローンにとってこれから必須になるだろう。世界トップの国立研究機関にも選ばれているフランスのCEA-Tech(フランス原子力・代替エネルギー庁)の付属機関であるLeti(電子情報技術研究所)は、同研究所が開発した3D衝突防止ソリューションを搭載した世界初のドローン「360Fusion」をCESでお披露目した。
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サイズは手のひらサイズのトイ・ドローンほどの大きさだが、最先端のレーザーセンサーをベースにした衝突防止アルゴリズムを実現。飛行中に周囲から数百万ものデータを収集、分析し、ぶつからないようにすることができる。静止している障害物にぶつからないのはもちろん、近付いてきたドローンを自動で回避することができる。それだけ高性能であっても低消費電力かつ低コストであるのも大きな特徴だ。
デモの方法はフランスらしくこ洒落ていて、メッシュのボールの中にドローンを入れて飛ばし、その状態でボールを前後左右に動かしても常に中心に近いところを跳んでいることを披露した。デモの様子はこちらの動画で公開されている。
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サイズは約40gで、それにあわせてセンサーも小型化されている。同程度の機能を持つドローンに比べて10分の1ほど安くて高性能であり、将来的にはこの機能を軍向けにも提供する予定だ。