NABでのドローンパビリオンを意識したのか、DJIはPhantom3を4月8日に発表した。Phantom3は999ドルのHDモデル(シルバー)と1,259ドルの4Kプロバージョン(ゴールド)が揃う。
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大きな特徴としては、屋内でも飛ばせるようGPSに代わり、地面からの距離でポジショニングバランスを制御する特別な技術Visual Positioning System(VPS)が3つのセンサーで筐体の下部に搭載されていることだ。屋外での飛行では人工衛星による位置測定としてGPSとGLONASS(ロシアの人工衛星を利用した測位システム)を併用することでより精度の高い測定を実現。
3軸ジンバルにマウントしたカメラは、ソニー社製1/2.3インチのセンサーを採用し、F値2.8とPhantom 2 Visionモデルよりも高感度に対応するという。両モデルとも、視野角94度で12メガピクセルの静止画が撮れ、映像はHDモデルでは最大1920×1080p/60fps、4Kモデルでは4096×2160p/30fpsの映像が撮れる。撮影ストリームは720pでも1.6km離れた拠点からも遅延なく受け取れるとされている。
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ISO、シャッタースピードや露出補正は従来どおりDJI Pilot Appで設定でき、アップグレード版ではYouTubeへライブストリーミングができる機能が搭載された。また米国で規定されているドローン飛行禁止地区で制御される機能も搭載されている。Phamtom3の出荷時期は5月を予定している。
(山下香欧)