CES2018開催前にドローン界隈で話題を集めたのが小型トイドローンTello。しかしながらドローンマーケットゾーンに君臨するDJIブースにはTelloの姿は無し。まさかの誤報か?とはやる気持ちを抑えつつ初日ブースを駆け巡りようやく見つけたTello。DJIとIntelの技術提供を受け、DJIの販路を利用しているためにDJIの製品と思われがちだがそうではない。
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TelloはDJI社よりフライトコントロール技術の提供を受けてRYZE Robotics社が開発したトイドローンだ。操作には専用スマートフォンのアプリを用いる。また、2592×1936の静止画撮影、720/30pでHDサイズの動画撮影でき、100メートルの距離まで画像伝送が可能。重量は80gと軽く安定した飛行でホバリングする。FPVアクロバット飛行・360°撮影・プログラミング飛行など80gの筐体には収まらない可能性が魅力だ。
実際に手に取った感じでは、DJI SPARKっぽいフォルム、Parrto Mamboとほぼ同じ大きさというイメージだ。また日本国内での航空法の対象外で、申請なく気軽に楽しむことができる。価格は、12,800円で3月には出荷の予定。
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RYZE RoboticsのFong氏は
非常に大きな反響をいただいております。おっしゃる通りDJI製品ではないのですが、技術や販売チャンネルなどサポートしていただいております。Telloは、80gという軽量ですが、IntelとDJIのテクノロジーを使用しています。そのため飛行は大変安定しています。間も無く発売ですので是非楽しんでください。
補足するとDJIとは技術提供を受けているのみで、資本関係はないということだったが、DJI本社とRYZE Robotics社は近所であることからも蜜月であることはいうまでもない。
スタートアップだけあってこじんまりとしたブースではあるが、Telloへの期待は大きい。
注目すべきは、Scratchでプログラムで飛行
MITメディアラボ提供のプログラミング学習プラットフォーム「Scratch」で、プログラミング可能で、複数のフリップを1つのコマンドにストリングさせたり、独自のフライトパターンを作成可能となり、Telloで様々な飛行が行える。コーディング能力を高めるためにプログラミングの基礎を学べる最適の教材とも言える。このコーディングシステムは、子供から大人までプログラムを学ぶことを可能としたものだ。