毎週木曜日の夜、品川にあるDJI JAPANのオフィスで「SPARKセットアップセミナー」が開催されている。毎週10名前後のセミナーだが、すでに7月に予定されているセミナーは全て満員。会社帰りのサラリーマンや大学生、地方から来た経営者など属性もさまざま。共通しているのは、そのほとんどの人が初めてドローンを購入し、それがSPARKだったということだ。
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DJI JAPANオフィスセミナールームにて開催
セットアップセミナーでは、SPARKの基本的な機能紹介から操縦方法、法律(SPARKは300gなので航空法の対象)、アプリの活用方法からメンテナンス方法までさまざまなことを学ぶ。2時間という限られた時間の中で、かなり盛りだくさんの内容だ。
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SPARKの基本機能を紹介
まずはDJI JAPAN丸川英也氏がSPARKの飛行性能をデモ
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セミナー参加者もパームコントロールの安全な方法について体験
丸川氏の丁寧なレクチャーでパームコントロールの注意点を共有
DJI JAPAN荻野裕一氏は次のようにコメントしている。
荻野氏:これまでドローンに触れていなかった層がSPARKを購入してくださっているのは嬉しいこと。そういった方々がSAPRKを楽しんでいただくためには、発展的な機能を使った飛ばし方も重要だがメンテナンス方法を知って、常に機体性能をきちんと発揮できる環境を保っていただくことがさらに重要。
実際、セミナーの中ではコンパス異常レベルの確認方法や、IMUキャリブレートの方法まで学ぶ。特にIMUキャリブレートはドローンの経験者でも知らない方が多いという。
IMUとコンパスについても学ぶ
この日のセミナー参加者は次のようにコメントしていた。
千葉県在住の大学生:
友達と一緒にロケットモードで撮影したり、千葉の田舎の方に行って海を撮ったりしてみたい。MAVIC PROも欲しかったのだが、ちょっと高いな…と思っているところでちょうど安いSPARKが出たので購入した。これから夏休みがあるので、いろいろなところに出かけて海や山でSPARKを使った撮影をしてみたい。
新潟県からの参加者:
今日はドローンの知識の向上のためにセミナーに参加した。自分でドローンを購入したのはSPARKが初めて。ドローンは友人が持っており、それを見て欲しくて仕方なかったところでSPARKが発売になったので購入。自撮りで活用したり、ラジコン感覚で操縦を楽しんだりしている。また、よく山登りに行くのでそこにSPARKを持って行って撮影できることが楽しい。
SPARKの登場は、今までドローンの購入を躊躇していたユーザー層にアプローチすることに成功し、今回のセミナー参加者のように初めてドローンを購入した機体がSPARKという人もたくさんいるようだ。ただ、誰もが手軽に楽しめる機能を持っている分、きちんと安全に配慮をしないと大きな事故につながる可能性もはらんでいる。このようなセミナーはとても有意義だと感じた。現在、SPARKセットアップセミナーは下記URLにて申し込みが可能。DJIオンラインストアにてSPARKを購入した方が対象となっている。