Circuit Scribe(サーキットスクライブ)社は、プリンター用紙、サーキットスクライブペン、回路図だけで作れる画期的な「DIY(Do It Yourself)電子キット」を発売するという。教育現場での利用から応用利用まで、発展した紙のキットは、現在Kickstarterのキャンペーンでのみ入手可能だ。
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Circuit Scribeの創始者であり最高経営責任者でもあるBrett Walker氏は次のようにコメントしている。
Walker氏:弊社の新しいDIYキットは、Circuit Scribe商品で本物の電子回路試作品を作れる、というクリエイティビティとパワーが強みです。最初のキットには多くのファンがいて、教育用にも適しています。今度の最新のキットでは、ユーザーが本物の機械を作ることができます。そう今人気のドローンも可能ですよ。
導電性銀インクペンとは?
サーキットスクライブペンは、無毒で伝導力の高い銀系水性インクを使用し、どんなものでも描ける最初の導電性インクの水性ボールペンである。子供でさえすぐに自分の手で実用的な電子回路が描ける。最初のKickstarterキャンペーンの後援者は教育や試作品、電子アート用にこのペンを使用してきた。低価格で高性能の電子キットにより、子供も大人も同じように自分のクリエイティブな作品を通して自分自身を表現できるのだ。
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Walker氏:初めての教育キットを、私たちの想像を超えるような幅広い人々に使ってもらえるのが楽しみです。
初回のCircuit Scribe商品は大人気で、クラウディファンディングの85,000ドル(約935万円)という目標を超え、12,000人もの後援者から675,000ドル(約7,500万円)という驚くべき成果を上げた。
もちろんドローンキットも用意されている
中でも最も人気のあるDIYキットは、電子ドローンだ。このキットは名前の通り、ページを飛び出すのだ!親が子供と一緒になって、厚紙とCircuit Scribeの導電性インクペンを使い、4つのプロペラつきドローンを作れる。DIYのドローンキットには、対称的な形の穴が開いている。この形によりドローンのサイズを様々に変えて設計・再設計が可能。
Circuit Scribeの歴史
Circuit Scribe社の始まりは、2014年の秋、最高経営責任者S. Brett Walker氏のあるひらめきから始まった。Brett Walker氏は、共同創業者Analisa Russo博士とともにこの会社を設立した。Walker氏は、材料科学の分野で博士号を取得し、イリノイ大学で反応性銀インクの研究をしていた。制作者であり共同創業者であるAnalisa Russo氏も同様である。Analisa Russo氏のSTEM教育に対する情熱のおかげで、教室やキッチンで活用できるほどのクオリティーなったのだ。Circuit Scribeへの問い合わせは、@Circuitscribe、またはFacebookへ。
Circuit ScribeのDIY電子キットについての詳しい情報はKickstarterでのみ。おもしろい自分だけの作品を作ってみては?