カナダ運輸省が、senseFly社のeBeeを、固定翼機ドローンとして初めて「標準規格に準拠した小型無人航空機(Compliant small UAV)」として指定した。これはこのeBeeを使用する組織が「標準規格に準拠したオペレーター(コンプライアント・オペレーター」としての地位を獲得するための⼤きなアドバンテージとなる。senseFly社は、Parrot社傘下の企業である
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カナダでドローンの民間利用を行う企業は、特別な免除を得ない限り、必ず特別運行証明書(SFOC)を取得する必要がある。SFOCは通常、1年間の有効期限しかない上に、特定の地域でのみ有効だ。しかしながら、組織がコンプライアント・オペレーターとしての地位を持っていながら、かつSFOCを取得することには以下のような利点がある。
- 広範囲に及ぶ地理上の柔軟性を得る(カナダ全⼟に及ぶ)
- 最大3年までSFOCの有効期限が延長される
- SFOCの更新にかかる手間が少なくなり、管理が楽になる
- SFOC申請待ちの際に特別に優遇される
カナダ運輸省は、将来さらなる取り締まり強化が行われた際、彼らがドローンの運用をスムーズに続けることができるように、全てのSFOC志願者に対してコンプライアント・オペレーターになることを目指して働くことを推奨している。そのための重要な条件の一つは、カナダ運輸省が「標準規格に準拠した小型無人航空機(Compliant small UAV)」として指定したシステムを採用することだ。そして、これが今回senseFly社のeBeeが承認を受けたものである。
eBeeがカナダ初の「標準規格に準拠した小型無人航空機」になったことは、民間のドローンオペレーターにとって素晴らしいニュースといえる。今回の承認は、現在eBeeを使って土地の測量や農業に従事する⼈々に対し、さらなる信頼性とコンプライアント・オペレーターになるための大きな機会を提供することになる。またこれは将来Mapping Drone(測量)を⾏う場合に、eBeeがスタンダードとなる。なぜならeBeeは、安全で安⼼、かつ簡単に使用することができると、カナダ運輸省からお墨付きを得たからだ。
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seseFlyのCEOは、
カナダ運輸省のeBeeに対する決定は、この商品の性能や品質に対する証明だ。また⽶国のFAAやフィリピンなど、他国の航空局や法律制定者などが、私達のドローンを信頼に足り、本質的に安全であるという認識を持ち続けている。
と同社の製品に一段と強い自信を見せている。様々なドローンメーカーや運用会社が台頭する中、行政による承認はsenseFlyのビジネスに一層の弾みをつけるだろう。