革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジ
ハイリスク・ハイインパクトな研究開発を促進するプログラムに参加している広島大学の研究チームが出展したドローンは、DJIのS900にロボットアームを搭載している。
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一般的にドローンにロボットアームを取り付けると、アームが動くことで重心が移動したり、反トルクが発生することで機体の姿勢に影響を及ぼしてしまう。この課題を、スライダー機構や半トルク機構などで解消したのがこの機体だ。アームの基部が前後に移動するスライダー機構を設け、さらに、アームの回転運動で生じる反トルクを打ち消す駆動系を備えることで、ドローンの姿勢が崩れないという。このアームは約1kgのペットボトルを持ち上げることが可能で、将来的には災害現場などへの物資運搬といった活用が期待されている。