- Advertisement -
下水道点検におけるドローンの活用
埼玉県八潮市で発生した下水道管に起因する大規模な道路陥没事故を受けて、下水道管の老朽化及び点検実施に関する課題が注目されている。下水道管の老朽化が年々進む一方で、下水道を管理する自治体における人手不足や年齢構成の偏りによる技術継承問題も懸念されているという。
また、この度の事故を受けて、国土交通省による下水道点検手法の見直しが実施される見通しで、自治体においては点検業務負荷が増大する可能性も考えられる。
ACSLは、以前より下水道管点検における労働力不足や人手で管内点検を実施する危険性に着目して研究開発に取り組み、ドローンで点検作業を代替すべくAir Slider Fi4を株式会社NJSと共同開発した。
- Advertisement -
Air Slider Fi4は管路などの閉鎖環境を安定して飛行することができ、また、IP55の防塵・防水性を備えているのが特徴だ。専用アプリを搭載したスマートコントローラーで管内をリアルタイムに確認しながら、管のひび割れ等の劣化による不具合を撮影できる。
境町は全国に先駆けて自動運転バスの導入を進めるなど、様々な分野において先進的な取り組みを行っている。ACSLは、Air Slider Fi4を用いた下水道点検を、茨城県境町と協力して実施した。今後はさらに点検実施地域を拡大していく予定だ。

ACSLは、今後も自治体と協力し、設備老朽化や労働人口不足などの社会課題解決に向けて、製品開発及びドローン技術の社会実装の促進に取り組むとしている。